その昔、ピンクレディーが
♪ペッパー警部 邪魔をしないで
♪ペッパー警部 私たち これから いいところ
と歌っていました。
pep・per / コショウですので、そのまま訳しますと「コショウ警部」となります。
その他の意味では“唐辛子”、“薬味・刺激性(のもの)”、“辛辣さ”、“活力”などもあります。
さて、プロ野球の練習で「ペッパー」というのがあります。
英和辞書のpepperの意味には“速球(を投げ合うキャッチボール練習)”、“(速球)を投げる”、“(ボール)を強打する”という意味もあります。
実際に「ペッパー」として練習しているのは、いわゆる“トスバッティング”と“ゴロ捕球”になります。で、なぜ「ペッパー」と呼ばれているのかは定かではありません。
辞書とにらめっこしながら、一つの仮定を立ててみますと、pepperには“浴びせる”、“ちりばめる”という意味もあります。
これらの様子から、きっと「ペッパー」という俗語が発生して、それが定着したのではないかと考えます。
さてさて。
2月1日は中日ドラゴンズのキャンプ初日の様子をTVで観ました(車が点検中でどこにも行けなかったため、家に引きこもり)。
ドラゴンズ一軍ピッチャー陣がペッパー(=トスバッティング)をしていましたが、やっぱりプロ野球ともなれば効率が良いですよね。さっきまでキャッチボールをしていたと思ったら、キャッチボールの相手とともにペッパーをいつの間にか始めています。
しかも、使用しているボールは一球だけで、ピッチャーでバッティングが上手くないといえども、キチンと投げ手へと打ち返しています(時々、頭の上を越えて行きますが)。
やっぱり、プロは上手いです。こういうところは勉強になります。