砂丘とは、風によって運ばれた砂が堆積して出来た丘状の地形のことです。
日本では何と言っても鳥取砂丘(鳥取県)が有名です。隠れた大砂丘として猿ヶ森砂丘(青森県)がその面積日本一だそうです。この砂丘の知名度が低いのは防衛省の施設があり、一般人の立ち入りが制限されているためだそうです。
砂丘を調べていて「そういえば行ったことがある」と思い出したのが庄内砂丘(山形県)と中田島砂丘(南遠大砂丘・静岡県)でした。その時は「でっかい砂浜」としか思っていませんでしたが。
さて、先日、イチロー選手がマイアミ・マーリンズと契約しました。しかし、マーリンズの外野陣はMLB最強トリオと言われるほど強力なメンバーでして、その中に割り込みスタメン出場は難しいのではないかと言われてもいます。
その中の一人ジャンカルロ・スタントン選手はマーリンズと13年という長期で総額380億円超というの大型契約を結んでいます。まだ25歳。デビューから5年間で154本のホームランを放ち、MLB屈指の飛距離を誇る一発屋です。
そのスタントン選手はオフのトレーニングとしてマンハッタンビーチにあるサンド・デューン・パークにて砂丘トレーニングを行っているそうです。
足場もおぼつかず、最大傾斜60度を誇る砂丘で過酷なトレーニングを行い、下半身を鍛えているようです。
また、日本でも中田浜砂丘で糸井嘉男選手(オリックスバファローズ)が中心となり、柳田悠岐選手(福岡ソフトバンクホークス)や今成亮太選手(阪神タイガース)らが参加する浜松自主トレでも砂丘トレーニングが有名です。
砂丘で「胃が出るまで走る」と言うほどの走り込みをして、フルシーズン戦うために必要な体力と強靭な下半身を作り上げるのだそうです。
ちなみに、高校時代のイチロー選手は夜に砂場で素振りをしていたそうです。
あえて、足場の良くないところで素振りをすることで、バッティングフォームを固めるとともに足腰を鍛える2つを同時にトレーニングしていたそうです。
スタントン選手、糸井選手、柳田選手とトレーニングの効果は結果に表れて来ています。
「砂丘を制するものは野球も制する」ではありませんが(一緒にトレーニングしている他の選手の成果は???)、今後、砂丘トレーニングが流行るかも知れません。
とりあえず、砂場を制してみませんか?