東京都市大学塩尻高等学校は、長野県塩尻市広丘高出に所在する私立高等学校です。 東京都市大学(東京都世田谷区)の附属学校です。東急グループの学校法人五島育英会が運営を行っています。系列校に東京都市大学付属高等学校(東京都世田谷区)、東京都市大学等々力高等学校(東京都世田谷区等々力)があります。
1956年 信州電波専門学校として開校。専門部、高等部、短期養成コース(テレビ、ラジオ科)を設置
1958年 武蔵工業大学付属目黒高等無線学校信州分校に改称
1961年 武蔵工業大学付属信州工業高等学校となる。精密機械科、電子科を設置
1967年 自動車科、電気科を設置
1978年 普通科を設置、電子科(女子)を電子家庭科に転科
2000年 電子家庭科募集停止、情報マルチメディア科を設置
2001年 武蔵工業大学第二高等学校に改称。精密機械科をメカテック科に、電子科を情報通信科に、電気科を情報電気科にそれぞれ転科
2007年 メカテック科、情報通信科、情報電気科を統合して総合工学科に転科
2009年 武蔵工業大学の東京都市大学への改称に合わせて、東京都市大学塩尻高等学校に改称
男子サッカー部、女子バレーボール部、空手部は全国大会の常連として名が知られています。
男子サッカー部
2009年 第87回全国高等学校サッカー選手権大会(武蔵工業大学第二高校)に初出場
2012年 第90回全国高等学校サッカー選手権大会
2014年 第93回全国高等学校サッカー選手権大会
2015年 第94回全国高等学校サッカー選手権大会
女子バレー部
2012年 第64回全日本バレーボール高等学校選手権大会に初出場
2013年 第65回全日本バレーボール高等学校選手権大会
2014年 第66回全日本バレーボール高等学校選手権大会 全国3位
2014年 平成26年度 天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会ファイナルラウンド出場
2015年 第67回全日本バレーボール高等学校選手権大会
2016年 第68回全日本バレーボール高等学校選手権大会
空手道部
2002年 第26回全国高等学校空手道選抜大会
2003年 第27回全国高等学校空手道選抜大会
2004年 第28回全国高等学校空手道選抜大会、中国高校総体
2005年 第29回全国高等学校空手道選抜大会、千葉高校総体
2006年 第30回全国高等学校空手道選抜大会、近畿高校総体
2007年 第31回全国高等学校空手道選抜大会、佐賀高校総体
2008年 第32回全国高等学校空手道選抜大会
野球部の創部は1963年。1964年夏の大会一回戦での桔梗ヶ原高校(現・塩尻志学館高校)に2-1で勝ったのが公式戦初勝利です。しかし、以降は勝てない時期が続き二勝目は4年後の1968年春季大会一回戦で梓川高校に10-2で勝つまで待つことになります。その後は徐々に夏の大会で県大会の上位に顔を出すようになり、2011年の第93回全国高等学校野球選手権大会に出場しました。
主な夏の戦績
ベスト8 ; 10回 (1980年、1987年、1997年、1998年、1999年、2000年、2001年、2003年、2013年、2014年)
ベスト4 ; 6回 (1978年、1988年、1991年、1996年、2005年、2012年)
準優勝 ; 2回 (1982年、1990年)
優勝 ; 1回 (2011年)
現在の監督は2008年(当時は武蔵工大二高)から就任した新井孝行監督です。天理高、日体大を経て、社会人野球の三菱自動車川崎で一番センターで活躍し、監督として1993年の都市対抗野球でベスト4に導いています。その後、高校教諭となり、福岡・飯塚高、富山・高岡第一高で監督に就任したものの、高岡第一高では富山大会の決勝で三度敗れ、夏の甲子園の夢は果たせませんでした。この時、大事な場面で併殺が取れなかったり、フォアボールやエラーで無駄なランナーを出して失点したりしたのが敗因であり、それが守りを大切にする野球の原点になったそうです。そして、堅い守りで高岡第一高を2000年の選抜大会出場しました。
いよいよ、アウト・オブ・シーズンが終わり、高校野球も対外試合が解禁になります。
高校野球ドットコムの特集「冬が僕らを強くする(http://www.hb-nippon.com/column/1506-bukufuyu16/10306-20160216no53bokufuyu16)」にチーム紹介が載りました。
集合写真を見ますと、まだ雪が積もっていますので、取材時期は1月下旬から2月上旬と言ったところでしょうか。
昨秋の県大会ではベスト8。グラウンドではフリーバッティングなどのバッティング練習が出来ない分、守備に時間を割いており、その成果が出ていました。
「冬が僕らを強くする」のタイトルどおり、この春・夏は飛躍して欲しいですね。