第100回全国高校野球選手権鳥取大会(7月14日開幕:コカ・コーラボトラーズジャパンスポーツパーク野球場)の組み合わせ抽選会が7月4日、倉吉未来中心で行われ、出場24校の対戦相手と試合日程が次のとおり決まりました。
今回は100回を記念して、第1回大会から連続出場を果たしている鳥取西高、米子東高の両校ゆかりの2人が開幕試合と決勝でそれぞれ始球式をすることになっています。
開幕試合が静岡東高一年生の大竹誠一郎さん(15歳)、決勝は米子東高OBの長島康夫さん(81歳)がそれぞれ務めます。大竹さんは、第40回(1958年)の夏の甲子園開幕試合で第一球を投じた鳥取西高の泰秀さん(故人)のお孫さんです。長島さんは同じく第38回大会(1956年)で鳥取県勢最高位タイのベスト4進出時の選手です。
選手宣誓は抽選の結果、米子西高の板谷蒼汰主将に決まりました。板谷主将は「緊張せず楽しんで堂々と家族や監督、地域の方への感謝の気持ちを伝えられるような選手宣誓をしたい」と意気込んでします。
シード校は春季大会のベスト4の八頭高、米子北高、鳥取商高、米子東高です。
八頭高は春季県大会を機動力で制して、勢いがあります。前評判では代表に一番近いと思います。春の県大会で準優勝した米子北高は長打力のある打線に、140km/h超のストレートのエース・楢原選手に注目です。
鳥取商は181cm・88kgの左の強打者・田中翔選手と183cm・78kgの右の強打者・田淵選手を中心にした強力打線が看板です。投手力では昨夏代表の米子松蔭高はエース・辰己選手が健在、鳥取城北高は浦林選手、野田選手の左右二枚看板が優勢とみられます。鳥取西高や米子東高にも注目が集まります。他に、投打のバランスが整っている境高にも要チェックです。
また、春季大会で連合チームとして出場し、昨秋1勝を挙げた日野高・倉吉農高は、この大会は単独チームで出場です。秋に続く勝ち星、単独チームで挙げられるかに注目です。
さて、日本高野連は全国の参加校数が3781校になったと発表しました。昨年より58校減り、最多4163校が参加した第84回、第85回大会から15年連続で減少しました。
複数校で参加する連合チームで、「部員不足による連合チーム」は昨年より24チーム増で過去最多の81チームとなっています。また、「将来的な統廃合に伴う連合チーム」は1チーム増えて7チームとなりました。
なお、最も参加校が多いのは東東京の132校で、最少は鳥取の24校となっています。