中日ドラゴンズのマスコットキャラクター、ドアラさんが昨日(12月18日)に愛知県名古屋市の球団事務所で契約更改に臨みました。
まさか、2017年の契約更改で複数年契約を結んでいたとのことで、今年で契約終了だったようで、契約更改となったようです。
1994年のデビューから25周年を迎えた今シーズンを「よくやってるてきな」と評価してもらい、現在の年俸である「食パン600グラム」に、消費増税分の2%を上乗せした「食パン612グラム(推定)」プラス出来高で一発サインしました。
ただ、ナゴヤドームでのバク転は39回成功、26回失敗と失敗の数が目立ち「2回のケガがひびいた」とのことです。ドアラさんは要因を「ほぼメンタル」と分析し、対処法として「ドラクエウォーク」と答え、よく歩く方針を示しました。
(公式ブログより)
ドアラさんのデビューは1994年。1984年に初めてコアラが来日したのが愛知県名古屋市にある東山動植物園(名古屋市とシドニーが姉妹都市関係にある)であり、一番の人気になっています。そして、ドラゴンズでは1987年からウインドブレーカーのワッペンにコアラが登場し、ホームラン人形にもコアラを使うようになりました。元々はこの人形のことをドアラと呼んでいたこともあり、その人気にあやかって1994年から登場したのがドアラさんになります。
メインマスコットのシャオロンさん&パオロンさんの鈍重コンビのアクションを補うべく、バック宙やバック転などを披露する、ドラゴンズのアクション担当です。
そんなドアラさんですが、主食が食パン(特に冬の間)。5枚切りが好物らしく、そういうこともあって、現物支給が続いているようです。
2012年
食パン1000グラム(推定)
2013年
契約更改交渉を初公開。この年は左手中指の骨折で約1カ月半の戦線離脱もあり、25パーセント減となる食パン750グラム(推定)で更改。ちなみに食パンは5枚切り。大減俸に見舞われたものの、落合博満GMは体力が続く限りの終身雇用を断言。
2014年
前年に続き、右足首靭帯損傷でバク転できず。50グラム減の食パン700グラム(推定)で更改。
2015年
この年も半月板を損傷するも、ここまでの貢献が認められ、50グラム増の750グラム(推定)で更改。
2016年
ファンと199万4000回握手するというプロジェクトをブチ上げたが、わずか3万3591回に終わるものの、現状維持の食パン600グラム(推定)プラス出来高で更改。
現状維持となる食パン600グラム(推定)プラス出来高払い。本拠地ナゴヤドームで行う恒例パフォーマンス「バック転」は成功35回で失敗は34回。
2018年
未更改。
ちなみに、「評価はするが査定には反映されない。過去のシーズンも含めた評価をして欲しいならFA権を取って欲しい」といった加藤球団代表のコメントが話題になりましたが、ドアラさんの2015年の契約更改では、過去の実績が考慮された査定となっています。ま、是非はともかくとして、確かに日本では似た成績の選手でも球団によって年俸に大きな差が出ることが珍しくありません。
似た成績かどうかわかりませんが、東京ヤクルトスワローズのつば九郎さんの年俸は次のとおりです。
2009年 年俸2896円 + ヤクルト飲み放題
2010年 年俸8960円 + ヤクルト飲み放題
2011年 年俸1万円 + ヤクルトとタフマン飲み放題 + 遠征時ビール2杯
2012年 年俸1万円 + ヤクルト400とタフマン飲み放題 + 遠征時ビール3杯
2013年 年俸1万2000円 + ヤクルト400とタフマンと蕃爽麗の飲み放題
2014年 年俸9000円 + ヤクルトとタフマンドライ飲み放題
2015年 年俸2万2000円 + ヤクルト飲み放題 + ハワイ土産のチョコ
2016年 年俸2万2000円 + ヤクルト飲み放題
2017年 年俸2万2000円(ただしヤクルト製品飲み放題はなく、実質ダウン)
2018年 年俸2万5000円 + ヤクルト製品飲み放題
なお、現在の日本の製パン業界では、食パン1斤は350グラム~400グラム程度が一般的になります。つまり、ドアラさんの食パン612グラムは約1斤半。乃が美の高級食パン1斤が432円ですので、ドアラさんの年俸を金額換算しますと、約648円相当になります。
冗談にしてもかなり少ない量(金額)にも思えるのですが、著書、DVD、ゲーム、CM出演などでガッポリ稼いでいるらしいです。さらに、20022020年からは、「世界にはばたいてユーチューブにもちょうせんしていく」とユーチューバーデビューを表明しており、登録者数の目標は登場年にちなみ「1994万人」と打ち立てており、さらに稼ごうとしている(?)ようです。
なにかしら頑張ろう。