スノーボード竹内智香選手。
私的には名前をまったく聞いたことはありませんでした。
でも、今までオリンピックに3回出場(ソルトレイクシティ22位、トリノ9位、バンクーバー13位)していて、ワールドカップ世界ランクでは現在2位という実力者だったのです。
高校はスノーボード部がある上川高校(北海道上川郡)に入学し、その後遠征が多くなったため、クラーク記念国際高等学校(校長は三浦雄一郎さん)に編入したそうです。
オリンピックで勝つために世界トップレベルの練習が必要と考え、スイスナショナルチームのトレーニングに帯同する道を選びました。
でも、「ドイツ語を話せなければ、これ以上は帯同させられない」(スイスの公用語はドイツ語で、当初は1ヶ月のみとの条件だった)と言われ、短期間でドイツ語をマスターしたそうです。
そして、現在もチームに残りトップレベルのトレーニングで実力を付けてきた選手です。
その結果、2012年のワールドカップでは初勝利を上げました。
2014年02月12日の竹内選手のブログには
「もう少しで待ちに待った日です。いつも大切な時期に良い転機がありました。スイスチームでは"自立”と"生きる力”を学び、Felixとの出会いは"頼ること、歩み寄ること"の大切さを学び、そして何よりもレースに向かう姿勢、勝ちに行く為に大切なことを一つ一つ揃えてくれました。フェリックスがよく言う言葉。『4年に1度の舞台。そこで勝てる人は“100000%以上の思いで、そこに準備した人間”。”そしてその選手を10000%以上の思いで、勝たせてあげたいと思うサポーターを一人でも多くいる選手”』今回の五輪はテストを受けるような気持ちです。」
と書かれています。そして、
「このテストには消しゴムが使えない。出される課題10本(PGS)+10本(PSL)。1ページ1ページにストーリーを仕上げてきたい。100点満点のための準備ではなく、テスト範囲以上の事を学び、いつでも全ての課題に、どんな角度からでも、答えられる準備をしてきました。だから今は、そのテストを受けられることが心から楽しみです。」
と。
アルペン競技で日本人女子初めてのメダル。
例え金でなくても、そのメダルの価値は表せないほどのものであるでしょう。
出張と大雪でオリンピック難民だった私。
久しぶりに、その感動の瞬間を見られました。
おめでとうございます。