春 24回出場 40試合 17勝 23敗 0分 優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 2
夏 69回出場 123試合 56勝 67敗 0分 優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 12
大分県とは、九州の東部一地域であり、実を言うと、現在の正式な都道府県名は「おんせん県」です。有史以来、九州山脈によって周囲を隔絶されてきたためか、九州他県との交流がなく、むしろ方言は瀬戸内海的で広島弁に近いそうです。何と言っても、別府、湯布院の温泉が有名です。かつては天瀬温泉(現日田市)も有名だったとのことです。日本第一位の源泉数、湧出量、泉種(全11種類中10種類)を誇っています。なお、私は別府温泉地獄と2周しております。
私事で恐縮ですが、大分と言えば、忘れもしませんが九州一周自転車旅行の際、大分空港近くの道路段差で転倒してしまい、身体左側を打撲&擦傷の痛さと血まみれ。近くの小さな診療所で手当てをしてもらい、当日は国東半島頂上の文殊仙寺に宿泊予定でした。やむを得ずバスで向かい、何とか到着。夜は極熱の五右衛門風呂の湯が傷口に染み入ったという思い出があります。
【勝手に選んだご当地ソング】
♪ あなたのひとみを 見つめる度に
かぼす スカッシュ 目をつぶし
湯けむり 煙幕 はりめぐらせて
シャイなハートを 地獄蒸し
ひとりの夜は 青いかぼすと
愛の彩りを添えて
やわくなったらザボンのように
甘い砂糖漬けの日々を夢見るの
恋のマジカル大分県
愛はラブリィ吉四六ランド
ずっと待ってる いとしのあなたを
西の果て 大分県で
(「恋のマジカル大分県」 詞; 青木隆志 / 唄; ゆっきー)
総人口1,159,634人(2016年10月)に対してサッカーやバレーなどスポーツチームがやたら多く、マラソン大会があるなど真夏も真冬もスポーツ三昧県でもあります。
人口10万人あたりプロ野球選手数の全国平均は0.63人。最もプロ野球選手が多いのは沖縄県で人口10万人あたり1.90人と全国平均の3倍。大分県は1.37人と4位で全国トップクラスになっています。しかし、高校野球の成績において、春は1967年、夏は1972年のどちらも津久見高が制したのを最後に40以上優勝から遠ざかっています。ただ、優勝と縁のない県にとっては羨ましい限りとなっています。
近年は夏ベスト4を残した柳ヶ浦高(1994年)やベスト8の楊志館高(2008年)、明豊高(2010年)が有名です。特に2009年夏の9回裏に覚醒したと言われる今宮選手(現・福岡ソフトバンクホークス)は甲子園を沸かせました。これら私立の伝統校に加え、大分工業高や日田林工高など県立校もしばしば甲子園への切符を獲得しています。
【選抜大会出場回数ランキング】
1 津久見高 6回出場 13試合 8勝 5敗 0分 優勝; 1 ベスト8; 1
2 大分商高 5回出場 9試合 4勝 5敗 0分 ベスト8; 1
3 大分上野丘高 3回出場 3試合 0勝 3敗 0分
4 日田林工高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分 ベスト4; 1
4 柳ケ浦高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
4 明豊高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
7 藤蔭高 1回出場 1 試合0勝 1敗 0分
7 別府羽室台高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
7 別府青山・翔青高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
7 別府鶴見丘高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
【選抜大会勝利数ランキング】
1 津久見高 6回出場 13試合 8勝 5敗 0分 優勝; 1 ベスト8; 1
2 大分商高 5回出場 9試合 4勝 5敗 0分 ベスト8; 1
3 日田林工高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分 ベスト4; 1
4 柳ケ浦高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
4 明豊高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
6 藤蔭高 1回出場 1 試合0勝 1敗 0分
6 別府羽室台高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
6 別府青山・翔青高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
6 別府鶴見丘高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
6 大分上野丘高 3回出場 3試合 0勝 3敗 0分
【選手権大会出場回数ランキング】
1 大分商高 15回出場 26試合 12勝 14敗 0分 ベスト8; 4
2 津久見高 12回出場 27試合 16勝 11敗 0分 優勝; 1 ベスト8; 4
3 柳ケ浦高 8回出場 15試合 7勝 8敗 0分 ベスト4; 1
4 明豊高 5回出場 12試合 7勝 5敗 0分 ベスト8; 2
5 日田林工高 4回出場 8試合 4勝 4敗 0分
6 佐伯鶴城高 3回出場 6試合 3勝 3敗 0分 ベスト8; 1
6 鶴崎工高 3回出場 4試合 1勝 3敗0分
6 大分工高 3回出場 3試合 0勝 3敗 0分
9 中津東高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
9 別府鶴見丘高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
9 臼杵高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
9 大分高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
【選手権大会出場勝利数ランキング】
1 津久見高 12回出場 27試合 16勝 11敗 0分 優勝; 1 ベスト8; 4
2 大分商高 15回出場 26試合 12勝 14敗 0分 ベスト8; 4
3 柳ケ浦高 8回出場 15試合 7勝 8敗 0分 ベスト4; 1
3 明豊高 5回出場 12試合 7勝 5敗 0分 ベスト8; 2
5 日田林工高 4回出場 8試合 4勝 4敗 0分
6 佐伯鶴城高 3回出場 6試合 3勝 3敗 0分 ベスト8; 1
7 楊志館高 1回出場 3試合 2勝 1敗 0分 ベスト8; 1
8 中津東高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
8 別府商高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
8 別府鶴見丘高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
8 鶴崎工高 3回出場 4試合 1勝 3敗0分
8 臼杵高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
【大分県出身選手で打線を組んでみた】
一番 ⑥ 野村謙二郎 (佐伯鶴城高/広島東洋カープ)
二番 ⑧ 鉄平 (津久見高/中日ドラゴンズほか)
三番 ③ 内川聖一 (大分工高/横浜ベイスターズほか)
四番 ⑦ 大島康徳 (中津工高/中日ドラゴンズほか)
五番 D 大田卓志 (津久見高/西鉄ライオンズ)
六番 ⑤ 岡崎郁 (大分商高/読売ジャイアンツ)
七番 ⑨ 広瀬純 (佐伯鶴城高/広島東洋カープ)
八番 ④ 鳥越裕介 (臼杵高/中日ドラゴンズほか)
九番 ② 和田博実 (臼杵高/西鉄ライオンズ)
① 稲尾和久 (別府緑丘高/西鉄ライオンズ)
大分県は鉄腕・稲尾和久さん(別府緑丘高)を生んだ県です。1950年代から1960年代にかけて先発、救援にフル回転し、276勝を挙げた鉄腕ピッチャー。1958年の読売ジャイアンツとの日本シリーズでは4勝すべてを挙げる活躍で、3年連続日本一に貢献しました。ファンから「神様、仏様、稲尾様」とたたえられましたた。キャッチャーは和田博実さん(臼杵高)。稲尾さんを現役時代に頭脳的なリード支えた方です。
他に剛球を武器に173勝を挙げ、「火の玉投手」とも言われた荒巻淳さん(大分商高)、名門・津久見高から、169勝13Sをマークした高橋直樹さんや88勝を挙げた川崎憲次郎さん。ほかにも安藤優也選手(雄城台高)、山口俊選手(柳ヶ浦高)、吉田豊彦さん(国東高)ら充実しています。
打線も2008年の首位打者・内川聖一選手(大分工高)、通算ホームラン382本の大島康徳さん(中津工高)、1983年の日本シリーズMVPの大田卓司さん(津久見高)と破壊力は十分。
前後を支えるのは2000本安打を達成した野村謙二郎さん(佐伯鶴城高)と九州のイチローと言われた鉄平選手(津久見高)。広瀬純選手(佐伯鶴城高)、岡崎郁さん(大分商高)、鳥越裕一さん(臼杵高)と好打者がそろいました。
他にも脇谷亮太(柳ヶ浦高)、阿南準郎さん(佐伯鶴城高)、葛城隆雄さん(上野丘高)らが揃っています。