いよいよ2019年が始まりました。ということで、毎年恒例の2019年セントラル・リーグ順位予想です。
1位 広島東洋カープ
丸選手が移籍しても、4年連続でペナントレース優勝の筆頭でしょう。逆に丸選手の穴を周りの選手が埋めるべくして、結果、チーム全体のレベルアップになるでしょう。その筆頭は野間選手。レフトで126試合に出場し、打率.286、ホームラン5本、出塁率.322と個人としてはキャリアハイの成績を残しました。まだ、25歳であり、丸選手の代役として成長が期待できるでしょう。それよりも気になるのが再来年の動向。順調にいけば、菊池選手、會澤選手、野村選手、今村選手らが国内FA権を取得する見込みです(長野選手が移籍する前に原稿を書いたものです)。
2位 読売ジャイアンツ
これだけの選手補強をしたからには、2019年の優勝争いの筆頭といっていいでしょう。でも2位です。2018年相性の悪かった丸選手(打率.360、ホームラン8本、OPS 1.227)と散々打たれた選手を味方にしてしまったことは大きいですが、これに触発されて、周りの選手がレベルアップする相乗効果があると思います。もう一つは、菅野選手。MLBへの移籍に際して優勝を残していきたいところでしょうから、日本での集大成とすべくピッチングを見せるでしょう。でも2位です。
3位 東京ヤクルトスワローズ
山田選手が三度目のトリプルスリーを達成したり、最優秀中継ぎに近藤選手が選ばれたり、最下位からの2位への躍進。2017年シーズンに比べて非常に躍進した部分が多く見られました。ただこのチームの主力も高齢化が進んでおり、ケガをして出場できない可能性は十分にありえます。その場合は難しいチーム状態になりかねないと思います。
4位 中日ドラゴンズ
毎年、私の中では優勝候補に挙げられながら、2018年シーズンも5位と不完全燃焼に終わってしまった、我らがドラゴンズ。打線はリーグ2位と打つものの、得点力が今一つ。ビシエド選手、平田選手が中軸にいるのですが、いかんせん、その前の出塁率が悪すぎます。大島選手、京田選手がいかに出塁するかで、打線が活きてくるのですが。一方で課題なのが投手陣です。チーム防御率最下位と守りきれずに負けてしまうパターンが修正できるかどうかです。13勝を挙げ、チーム勝ち頭のガルシア選手が退団し、ドラフト以外で新戦力選手がいない中、カムバック賞に輝いた松坂選手や小笠原選手、笠原選手ら先発がしっかりゲームを作り、中継ぎ陣の負担を減らせるようになることがポイントでしょう。
5位 横浜DeNAベイスターズ
2018戦力の維持向上が強みです。投手陣は2018年新人王・東選手、2017年新人王の濵口選手、今永選手など先発陣はフル回転すれば無双状態だと思えます。そこへ、中継ぎの三嶋選手を中心に、クローザーの山﨑選手と盤石です。打線も筒香選手、宮崎選手やソト選手など打線も強力です。これだけの戦力を持っていて、強さを発揮できないところは、やっぱりラミレス監督とコーチ陣、選手間のコミュニケーションがうまくできていないところがあるのかも知れません。そこが埋められれば、優勝も期待できるのですが。
6位 阪神タイガース
投手陣が非常に優れており、ここへ藤浪選手が復活してくれば、層は厚くなってきます。FA移籍の西選手と新入団のガルシア選手の働き具合は計算できないものの、中継ぎ陣は桑原選手が37HP、藤川選手も53試合で防御率2.32と復活を遂げてきており、セ・リーグの中でも安定しています。一方の打線は大ベテランに頼る状況。福留選手に糸井選手依存は2019年も変わらずでしょう。糸原選手、大山選手を中心とした若手の覚醒がポイントでしょう。
さて、今年は、期待の選手についても書いておきます。
藤嶋健人選手(中日ドラゴンズ)
2018年シーズンに一軍デビュー。何と言っても松坂選手の途中降板で緊急リリーフしプロ初勝利を挙げ、有名になりました。シーズン前半はリリーフとして、後半は先発として登板。投手として悩み、苦しんだこの2年を糧にして柱になって欲しい3年目です。
根尾昂選手(中日ドラゴンズ)
二刀流で話題を呼んだ根尾選手。高卒ながら、ルーキーイヤーとなる2019シーズンからの活躍が期待されています。今のところ、ショートからの出発のyぷですが、どこまでプロ1年目で活躍できるか期待です。
高田萌生選手(読売ジャイアンツ)
2018年は二軍で最多勝、最優秀防御率を獲得。何と言っても最速154km/hのストレートは大きな武器です。ドラゴンズの松坂選手に似た投球スタイルとフォーム。一軍の先発ローテに入ってくるか(本当は松原聖弥選手に期待ですが、厳しそうで・・・)。
高橋昂也選手(広島東洋カープ)
藤嶋選手と同じ3年目を迎えます。2018年は6試合1勝2敗、防御率9点台でした。でも、唯一の1勝がジャイアンツの菅野選手に投げ勝った一戦。これを励みにジャイアンツキラーとして活躍して欲しいです。
村上宗隆選手(東京ヤクルトスワローズ)
二軍ではイースタン・リーグホームラン王の和田選手(読売ジャイアンツ)に次ぐ17本を放ち、安打も100安打を超えました。一軍でもサードで出場し、初打席初ホームランを記録し、大物への期待を抱かせてくれました。次世代のスワローズのスターでしょう。
和田恋選手(読売ジャイアンツ)
2018年の二軍での成績が、打率.296、118安打、ホームラン18本、87打点。ホームランと打点の二冠です。本職はサードでしたが、外野手登録。内野は一応はすべて守れるとのことですが、一軍での居場所が見当たらないです。もったいないです。
まずは、2019年の春季キャンプインが楽しみですね。