今年のプロ野球が開幕まで、あと3ヶ月を切りました。そういう訳で、ちょっと早い?順位予想です。
今日はパシフィック・リーグ編です。
1位 北海道日本ハムファイターズ
連覇は難しいでしょうけど、優勝はファイターズでしょう。大谷選手が日本球界ラストイヤーになる可能性が高いということもあって、大谷選手は連覇を手土産に海を渡るシナリオが一番しっくりきますし、シーンを想像しやすいからでもあります。戦力的には陽岱鋼選手、吉川光夫選手、バース選手が抜けたもののが、毎年、穴を埋める選手が自然と出てくるのが、このチーム。外野では岡大海選手、淺間大基選手らの若手に加え、未完の大器・大田泰示選手を獲得しました。投手陣では昨年メジャーリーグ・デビューも果たした村田透選手、中継ぎの公文克彦選手を加えました。このトレードがファイターズに吉と出るように思えます。「日本一になれたけど、決して日本一のチームではない」と、勝ってもなお兜の緒を締める栗山英樹監督の下で、チームはさらに成長すると思います。
2位 福岡ソフトバンクホークス
大きな補強が必要ではないほどの巨大戦力を持っています。ドラフト1位で田中正義選手を加えたものの、即戦力でなくても、チームとしては充分に計算は出来そうです。逆にルーキーを当てにしているようでは、それまでです。一番、気になるのが昨年終盤の失速です。歴史的逆転負けのショックから立ち直れるかもありますが、工藤公康監督への批判も含め、首脳陣と選手の間の信頼感を取り戻すことでしょう。ある程度大人になっている一軍選手が多いですから、その手綱の引き締めは今年も難しそうです。あとは昨年最多勝の和田毅選手が今年も同レベルの活躍が出来るかと2勝に終わった攝津正選手の復活がカギでしょう。
3位 千葉ロッテオリオンズ
ドラフトで即戦力の佐々木千隼選手を獲得し、石川歩選手、涌井秀章選手と投手陣に大きな柱として期待が持てそうです。方で、打線では四番のデスパイネ選手が退団し、チームトップの24ホームランの穴がチームの成績に響きそうだったのですが、メジャー20発男パラデス選手の入団が決まり、ツボにはまれば充分です。また、穴は小さいものの、このチームも不思議と若手の成長で乗り越えて来ています。4位予想のライオンズとは、厳しい戦いが今年続きそうです。
4位 埼玉西武ライオンズ
役者は秋山翔吾選手、浅村栄斗選手、中村剛也選手、メヒア選手と個々の能力が高い選手が揃っています。しかし、それがなぜかチームの成績に比例しません。投手陣ではエースの岸孝之選手の抜けた穴を他の選手がどこまでカバー出来るかどうか。それに代わる選手が出てくるかどうかです。自身初の2ケタ勝利を挙げた菊池雄星選手に加え、髙橋光成選手、多和田真三郎選手、U23代表優勝に貢献した本田圭佑選手らの若手の成長次第です。外国人投手に頼るようでは、常勝軍団復活はまだ遠そうです。また、今年のもう一つのカギは、キャッチャー再挑戦となる森友哉選手の起用法でしょうか。
5位 東北楽天ゴールデンイーグルス
チームとして大きいのはFAで獲得した岸孝之選手の存在でしょう。則本昂大選手への負担を減らすことでの相乗効果も期待出来そうです。さらに昨年7勝と復活した釜田佳直選手、そして安樂智大選手が台頭すれば充分に戦えそうです。しかし、いかんせん打撃陣が貧弱なのは何も変わりません。2年目を迎えた外国人野手が成績を伸ばすことが出来れば順位は上げられそうですが。あとは過去2球団(近鉄バファローズ、北海道日本ハムファイターズ)で就任2年目にリーグ優勝へ導いた梨田昌孝監督のジンクス頼みというのは、ちょっと切ないかも。
6位 オリックスバファローズ
今季も引き続き厳しい状況は変わりません。糸井嘉男選手がFA流出し、それに代わる人材として陽岱鋼選手を狙ったものの、早々に断られてしまいました。明るい話題としては、吉田正尚がオフの台湾ウインターリーグで「5冠」に輝く活躍を披露し、プロ2年目での大ブレイクに大きな期待が持てそうです。昨年7勝に終わった金子千尋選手がエースとして活躍し、ドラフト1位の山岡泰輔選手が結果を残せるかどうか。ここも、他チーム同様に新外国人が活躍できれば一気に浮上出来るかも知れませんが、Aクラスは遠そうです。
当たるも八卦当たらぬも八卦 。シーズン前は良い夢見ていましょう。
