日本ウェルネス高等学校は愛媛県今治市にある通信制の私立高等学校です。
広域通信制で全国を対象としていて、松本にもキャンパスや学習センターが開設されています。
2015年秋には旧本城小学校に筑北キャンパスが設立される予定です。
この筑北キャンパス開校に伴って、硬式野球部と蹴球(サッカー・フットサル)部を立ち上げるとのことです。
硬式野球部は9月の開校と同時に立ち上げ、2016年春に長野県高野連への加盟を目指すそうです。
この野球部に松商学園高・長野日大高で指導していた中原英孝さんが就任します。
中原さんは母校の松商学園で2期通算22年間、長野日大高で10年間監督を務め、春3回(松商学園高で2回)、夏8回(松商学園高で7回)の甲子園出場を果たしました。
県内の高校野球指導者では歴代最多の甲子園通算14勝です。
また、蹴球(サッカー・フットサル)部には元フットサル日本代表の伊藤雅範さんが就任します。
伊藤さんは駒沢大学からFC東京に入団し、その後、フットサルで活躍し、現役引退後、昨年は日本フットサルリーグのバサジィ大分の監督を務めていました。
このようなパターンは長野県佐久市にある地球環境高等学校に似ています。
地球環境高は2002年4月に開校し、通信制普通科を設置しました。
2002年の冬にサッカー部が創部1年目にして全国高校サッカー選手権大会長野県大会に優勝。全国大会では2回戦に進出しました。このときのサッカー部員はわずか21人でした。
このときの監督は松本育夫さん。指導力と松本さんを慕って編入してきた素質ある選手たちの活躍によって、全国大会へ出場しました。
2004年から硬式野球部を創部。塚原青雲高等学校(現・創造学園高等学校)野球部を甲子園出場に導いた羽鳥均さんが監督に就任。2011年秋の北信越大会決勝で敦賀気比高等学校(福井)にサヨナラ負けしたものの、2012年第84回選抜高等学校野球大会に甲子園初出場を決めました。
この二つで言われたのは、学校が通信制であることから、一日中サッカーや野球が出来る環境だからだ、ということ。
高校で野球をやりたいために、自分の意志で高校を選ぶこと。
高校でサッカーをやりたいために、自分の意志で高校を選ぶこと。
また、いろいろな事情で通信制に行かなければならなかったりと。
子どもたちには何も罪はないのですよね。
甲子園や国立を目指すのは当然ですし、その指導者の下で教わりたいというのは自然な流れですしね。
ちなみに、日本ウェルネス高等学校は2006年に開校。
野球部は2008年に創立3年目で夏の全国高等学校野球選手権愛媛大会で初のベスト8入り。
2010年からは所属を愛媛県高野連から東京都高野連に移し、東東京大会に出場。
サッカー部は2007年に創部2年目で春の高校総体愛媛大会初出場で初のベスト16入り。
2010年から活動拠点を松本キャンパスに移して、「アルフット安曇野WELLNESS」としてクラブチームを結成。2011年Jユースカップ北信越大会準優勝。
2012年3月第1回全国ユースフットサル大会に、松本キャンパス・サッカー部北信越代表で出場。
2012年3月第1回長野県大学高校フットサル大会で松本キャンパスサッカー部優勝。
2012年5月全国高校総体長野県大会に松本キャンパスサッカー部出場(高体連加盟)。
強いチームが現れるのは、全体のレベルアップにもつながります。
どのようなチームで登場するのか、楽しみです。