一般的に日本三大健康診断(そんなものはないでしょうけど)といえば、「会社の定期健康診断」「病院の人間ドッグ」「自治体の集団検診」ですが、お酒が好きな人や体重が気になる方にとっては、気が進まない季節でもあると思います。
以前、私の周りにもいましたが、健康診断1ヶ月くらい前からプチ禁酒して数値改善を図ったり、食事を減らしてプチダイエットに励んで体重を減らしたりする様子をみたことがあります。それがどのくらいの効果を発揮していたのかの話までは聞くことはできませんでしたが。
さて、私は現在はお酒を飲んでいません。お酒を飲まなくなってから、20年くらいになります。それまでは本当によく飲んでいました。
健康診断において飲酒習慣が数値に関係するのは、血液検査において「AST(GOT)」「ALT(GPT)」「γ(ガンマ)-GTP」「尿酸」「中性脂肪」の項目です。
一般的にAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPは肝機能の検査で、肝臓がどれだけダメージを受けているかの指標になります。尿酸値が高いと、痛風発作を引き起こす可能性や、腎機能に悪影響を与える可能性があります。中性脂肪は脂肪肝や肥満の原因となります。また、脂肪肝は肝臓がんのリスク因子でもあり、血糖値を上げる原因にもなります。
健康診断前に一定期間禁酒をすると、個人差はあるもののこれらの数値が改善されるのが一般的だそうです。また、禁酒期間が長いほど、つまり、1週間よりは1ヶ月の方が改善する程度が大きいのは確かだそうです。
一応、数値が高かったときに再検査になりますが、その際に「1ヶ月禁酒してから再検査を受けてください」といわれ、再検査を受けて数値が正常範囲に戻ることもあります。禁酒によって数値が改善したのであれば、異常値は飲酒の影響であったことも考えられます。もしも、禁酒で改善しない場合は別の原因があると思えますので、私は「ありのままの姿」で健康診断に臨んだ方がいいと思います。
体重については、たとえば食事制限だけでダイエットした場合、見た目の体重は減ると思います。ただ、これも個人差があるでしょうけど、どちらかというと筋肉量が減っているだけで、結果として基礎代謝が落ちてしまい、リバウンドしやすくなるそうです。特に健康診断が終わったと同時にダイエットをやめると体重は元に戻り、そのときに蓄積する脂肪で脂肪肝のリスクも増すため、一時的なダイエットはおすすめできないそうです。
体重については、まさしく個人差があり、筋肉量が多い方もいると思いますので、私は単純に「体重の多い/少ない(=BMIが大きい/小さい)」という数値だけで判定することはないと思ってはいます。
「ありのままの姿」を見てもらうのであれば、プチ禁酒やプチダイエットをせずに臨んだ方がいいかもしれません。そもそも、1ヶ月もの長い期間に禁酒やダイエットができるのでしたら、普段の飲酒量も適量にできるでしょうし、ダイエットも運動しながら取り組むことができるのだろうと思います。
自分の身体の状態を知るためでしたら、普段どおりで受診することがいいかもしれません。また、毎年健康診断を受けていて、悪い数値がわかっていて、自分の生活のなかで改善しなければならないのであれば、短期間でも改善に取り組んでみて、どのくらい数値が改善できるかの効果を確認できます。それが、継続的な改善へのモチベーションになるかもしれません。
続けて実行するのは難しいことだと思いますが、健康は日々の生活の積み重ねです。無理なく継続できるような生活習慣を身に付けたいものですね。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。