第100回全国高等学校野球選手権大会は、全国各地で続々と県大会が開幕しています。100回の記念大会ということで千葉や神奈川、埼玉、愛知、大阪、兵庫、福岡が二分され、史上最多の56校が甲子園に進むこととなっています。
すでに大半の都道府県で県大会が始まっており、19日にも各地で熱戦が繰り広げられ、11地区でベスト4が出揃いました。新たに準決勝進出校が決まったのは、南北海道や青森などです。これで7月18日までにベスト4が決まっていた北北海道や南北埼玉、南北福岡、沖縄も含めて17地区でベスト4が決まりました。
その中で、各地で有力校が早々と敗退しています。
熊本大会では春季県大会優勝の第一シードの文徳高が初戦敗退、翌日には春の県大会で準優勝の夏の甲子園8回出場の九州学院高が、東海大星翔高に0-4で完封負けし、二回戦で初戦敗退。ちなみに大会初日には夏の甲子園7回出場の済々黌高が敗退しており、強豪校が早々と姿を消しています。
このほかにも北福岡大会では今春の選抜に出場していた東筑高や、春の九州大会で優勝した九州国際大付高が敗退。北埼玉大会では夏の甲子園5回出場を誇る春日部共栄高が昌平高に4-6で敗れて二回戦で敗退するなど、各地で強豪校、有力校が次々と姿を消しています。まあ、昌平高のピッチャーはプロ注目のサウスポーでもありますし、あの勝ちっぷりからして、相手が悪かったのかも知れません。
ちなみに、一・二回戦で早々と姿を消してしまった主な強豪校、有力校は次のとおりです。
岩手
専大北上高(夏5回、春季県大会準優勝)/ 二回戦(初戦)敗退
栃木
国学院栃木高(夏1回、今春選抜出場)/ 二回戦敗退
千葉
東海大浦安高(夏2回)/ 一回戦敗退
北神奈川
法政二高(夏9回)/ 二回戦(初戦)敗退
北埼玉
春日部共栄高(夏5回)/ 二回戦(初戦)敗退
新潟
新潟明訓高(夏7回)/ 一回戦敗退
石川
日本航空石川高(夏2回、今春選抜ベスト8)/ 二回戦(初戦)敗退
三重
三重高(夏12回、昨夏準優勝、今春選抜ベスト8)/ 一回戦敗退
西兵庫
東洋大姫路高(夏12回)/ 一回戦敗退
香川
尽誠学園高(夏11回)/ 一回戦敗退
北福岡
九州国際大付高(夏7回、春季九州大会優勝)/ 二回戦敗退
東筑高(夏6回、今春選抜、昨夏選手権出場)/ 二回戦(初戦)敗退
南福岡
西日本短大付高(夏5回)/ 三回戦敗退
福岡工大城東高(夏2回)/ 二回戦(初戦)敗退
熊本
済々黌高(夏7回)/ 一回戦敗退
文徳高(夏2回、昨秋・今春県大会優勝)/ 二回戦(初戦)敗退
九州学院高(夏8回、昨秋・今春県大会準優勝)/ 二回戦(初戦)敗退
長崎
清峰高(夏3回)/ 二回戦敗退
宮崎
延岡学園高(夏7回)/ 二回戦(初戦)敗退
沖縄
宜野座高(夏1回)/ 二回戦(初戦)敗退
浦添商高(夏4回)/ 二回戦(初戦)敗退
強豪校に対する相手は、ある意味開き直って一生懸命やってきます。その結果での勝利であって、「波乱」と言っては、勝利したチームに失礼な言い方なんだと思います。
同じ高校生なのですから。