長野大会の準々決勝は2日目。いよいよベスト4が出揃います。
第1試合は松本第一高は初回のチャンスにタイムリーヒットで先制。対する松本国際高は3回裏に1アウト満塁から逆転2点タイムリー、さらに2アウト二・三塁とチャンスは続きますが、追加点はなし。4回表に松本第一高は1アウト二・三塁としますが得点できず、松本国際高は2アウト一・二塁から2点タイムリーで2点を追加し、リードを広げます。
その後、両ピッチャーが踏ん張り、得点なしのまま試合は終盤になり、8回にもともランナーを出したものの得点なし。結局、試合はそのまま4-1で松本国際高が11年ぶりのベスト4進出を飾りました。
松本第一 1 0 0 0 0 0 0 0 0|1
松本国際 0 0 2 2 0 0 0 0 x|4
第2試合では岡谷南高は速攻で初回1点を先行。先頭バッターが出塁し、これを送った1アウト二塁からのタイムリーヒットで先制。さらに2アウト満塁から押し出しで、もう1点を追加。対する松商学園高はその裏、相手ミスもあり1点を還します。しかし、岡谷南高は2回表に1アウト二・三塁のチャンスを迎え、ここでもタイムリーヒットで2点を追加し、松商学園高を突き離します。連覇を狙う松商学園高は、その裏2アウト二・三塁としますが得点できませんでしたが、3回裏にホームランで1点を還し、4-2と岡谷南高が2点リードで中盤に。
5回裏に松商学園高は1点を還しますが、試合は既に岡谷南高のもの。9回2アウトからダメ押しの1点を取って6-3で昨年の優勝校の松商学園高を岡谷南高が破りました。
これでノーシードから勝ち上がった岡谷南高は準優勝した1989年以来の準決勝進出を果たしました。次戦は中一日で臨む第1シード佐久長聖高との準決勝です。
岡谷南 2 2 0 1 0 0 0 0 1|6
松商学園 1 0 1 0 1 0 0 0 0|3
第2試合は先発ピッチャー起用が明暗を分けた試合でした。決勝、準決勝をにらんでの先発起用だったと思いますが、松商学園高は先発ピッチャーが1イニング2失点、リリーフも2イニングで2失点と誤算。対する岡谷南高は先発ピッチャーが6イニング3失点と好投。試合途中からともにエースが登板しましたが、結局は試合前半の得失点で試合が決まってしまいました(松商学園高ファンの間では物議を醸しだすピッチャー起用だと思います)。
でも、岡谷南高の一番の勝因は松商学園高のエース直江選手(この日の最速145km/h)のストレートにも負けない打撃力だったと思います。