東日本大震災で被害に遭われた方に、心からお見舞い申し上げます。また、一日も早い復興をお祈りいたします。
今年は、太郎とも話をして、毎年甲子園観戦している春の選抜はTV観戦とすることにしました。
さて、第83回選抜高校野球大会が23日に出場校32校が参加して阪神甲子園球場で開幕しました。
家に帰ってから、録画してあった開会式を観ました。
何かの巡りあわせなのでしょうか。選手宣誓をした岡山創志学園高のキャプテン野山慎介選手は16年前の阪神大震災の年に生まれています。
出場校の入場行進はなく、開始前に外野に整列。簡素な大会運営とのことで開会式も、もちろん簡素化されています。
そして、全員が黙とうを捧げます。
宮崎西高二年生の谷口まりやさんが国歌を独唱します。
静寂な球場内に凛とした歌声が球場内に響き渡ります。
なぜか鳥肌が立ち、眼が自然とうるんできました。
そして選手宣誓。
「宣誓。
私たちは16年前、 阪神大震災の年に生まれました。
いま、東日本大震災で多くの尊い命が奪われ、
私たちの心は悲しみでいっぱいです。
被災地ではすべての方々が一丸となり、
仲間とともに頑張っておられます。
人は仲間に支えられ、
大きな困難を乗りきることができると信じています。
私たちに今できること。
それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。
『がんばろう!日本』。
生かされている命に感謝し、
全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。」
この選手宣誓は、きっと復興を信じている方々に届いたに違いありません。
16年前と同じ、いや、それ以上に特別な甲子園が始まりました。