私のブログにお越しいただいてありがとうございます。新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
毎年、世相を反映した「言葉」が流行るのですが、2020年ほど新型コロナウイルスの影響もあり、次から次へといろんな言葉が登場する年は今までなかったと思います。
先日、プロ野球選手2人と球団関係者2人が新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを球団が発表しました。その後の検査で選手ら4人と濃厚接触者となった方々はPCR検査で陰性と判定されたこともあり、今のところ6月19日に予定どおりプロ野球は開幕しそうです。
今回の経緯は、5月末に大学医学部の研究に参加する形で監督、コーチ、全選手らに希望を募って抗体検査を実施。その結果、感染後の回復を示すとされる抗体が見つかり、あらためてPCR検査を実施したところ陽性が判明したということです。
あくまでも、悪いのは新型コロナウイルスであって、陽性判明した選手や関係者ではないと考えていますので・・・。
(画像はイメージです。資料画像がほとんど手元にはありませんし、さらに古くてごめんなさい)
さかのぼれば、2人の選手はそれまで行われていたチーム練習や個人練習にも参加していました。今までの考え方では、両選手の行動範囲を基に濃厚接触の疑いがある人たちをすべて割り出してPCR検査を行ったうえ、たとえ陰性であっても後日の発症を警戒し自宅などで一定期間経過観察する「隔離ルール」が課せられると考えていました。
実際、3月に関西方面の球団から陽性判明した選手がいましたが、濃厚接触者含めて、濃厚接触までいかない相手チームの選手らが一定期間の経過観察となっていました。また、一般社会(?)においても、このルールはまだ有効だったと記憶していましたが・・・。
ところが、今回はそうではありませんでした。球団の発表によると、2選手の新型コロナウイルスの「遺伝子量(CT値)」は微量であって、正常値ぎりぎりの「微陽性」だったとのことです。また、感染からの回復を示す「IgG抗体」も持っているといい、どうやら陽性反応が出ていても不安要素はほとんどないらしいのです。
さらに、Jリーグと日本野球機構(NPB)の合同で定期的に行われている「新型コロナウイルス対策連絡会議」の専門家メンバーからも「他人に感染させるリスクも高くないと推察される」という見解を受け、都内の医療機関に入院はしましたが、2回連続での陰性が確認されたこともあり、退院し、チーム合流しました。
ここで、「?」となるのが「微陽性」という言葉です。これだけ新型コロナウイルス感染拡大のニュースが世界中で報道されている中で、半年と経っているのにもかかわらず、このタイミングで急に出てきた「新語」ではあります。
別に新型コロナウイルスの遺伝子量(CT値)が微量であったとしても、これまでと同じ「陽性」という表現でいいとは思うのですが、おそらく陰性に近いことを強調するために用いられた言葉なのでしょう。
そこで再び「?」となるのが、この微陽性の範囲におさまる場合に、「他人に感染させるリスクは高くない」というのであれば、今まで感染した多くの方々の中にも軽症だったはずの方もおそらくいると思います。
何はともあれ、プロ野球界での感染が拡大せずに、「微陽性」となった選手も回復していることはよかったと思います。
また、この「微陽性」という新しい判断基準。これが基準になるかどうかわかりませんが、「他人に感染させるリスクは高くない」というのであれば、これはこれで安心材料にはなると思いますが、低くてもリスクは残ります。さらに、「微陽性」であったとしても、そこから重篤化する可能性はあるかも知れません。
新型コロナウイルスについては、まだまだわからないところだらけです。
♬最後には 笑えるように
日は沈んでも、また、今日も日が昇っています。たとえ、雲で隠れていたとしても。
最後には 笑えるよう、自分の歩むべき道を見つけることができるように、新しい朝を迎えたいと思います。
また、明日、ここで、お会いしましょう。