最近、面白いと思っていたCMが放送禁止となってしまいました。残念です。
それでも、最近は「ロト6(柳場敏郎、妻夫木聡)」と「BIG(堤真一、真木よう子)」の宝くじ関係のCMは面白いシリーズだと思います。
YouTube: いいなCM ロト7 柳葉敏郎 妻夫木聡 4本立て
YouTube: 7種 堤真一 真木よう子 CM toto BIG 10億円
他はよほど“何か”に引きつけられない限り、見流すというか聞き流すというCMが多いです。
高崎卓馬さんという広告代理店・電通でエグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター/CMプランナーの方がいます。
この方が手掛けたCMは「面白い」と評判です。サントリー「オラジーナ・ムッシュはつらいよ」、「オールフリー・これがいいのだ」、明治製菓キシリッシュ「福山雅治シリーズ」、インテルの企業広告シリーズなどです。
高崎さんは「CMというのは、見ようと思わなくても見てしまうもの。だから面白くなくてはいけない。探してでも見たくなるもの、教えたくなるものを広告はもっていなければいけない」とも話します。
CM作りの結果、商品生命自体左右してしまうことはあると思います。
だから失敗は許されないこともあり、シングルヒットで妥協してしまうのでしょうね。もとろん、予算の関係もあるでしょうし。だから、面白いと思えるCMが減ってきているのではないかと思えます。
つまり、最初から「三振しないように」とバットを短く持って、コンパクトなスイングなのです。
それよりも、「三振かホームラン」というような姿勢で最初から思い切った強気の姿勢で臨んだ方が面白いものは出来るのではないでしょうか。仮に「三振」したとしても、TV業界ではウケるとも思います(他人のお金ですから、こんなことを言うのですが)。
高崎さんは「この仕事をやっていくには、信頼関係がものすごく大切なんですよ。『ホームランを狙ってくれ』と言われるようになるには、自分からそうした環境をつくらなければいけません。1つ1つの仕事できちんと結果を出すことによって、『ホームランを狙ってくれ』という人が現れてくる。新人のときに『バットを短く持ってくれ」と言われるのは、仕方がありません。でもそこで腐らずにきちんと打席に立って、少しずつ結果を出していけば、やがて「バットの持ち方は任せる』『ヒットを打ってくれ』『ホームランを狙ってくれ』となる。つまり、信頼されないと自由は手に入りません。自由がないと、なかなか結果を残すことは難しいですよね」
面白いCMに期待です。