野球小僧

全国高等学校野球選手権大会 100年史 その2

戦後の第28回大会(昭和21年)はGHQに甲子園が接収されていたため、阪急西宮球場で開催されました。

また、出場校が増えた第40回記念大会(昭和33年)と第45回記念大会(昭和38年)も甲子園球場と阪急西宮球場の二会場が使用されました。
ただ、甲子園球場で試合の出来なかった学校からは不評だったこともあり、以降は甲子園球場のみで行われています。

第28回(昭和21年)
阪急西宮球場で19代表校で大会再開。参加は745校

第29回(昭和22年)
7年ぶり阪神甲子園球場で開催。参加校数は1,000校を突破。小倉中が優勝し、優勝旗は初めて九州へ

第30回(昭和23年)
全国高等学校野球選手権大会と改める。神奈川、愛知、福岡を独立、四国を南北に分割して23代表校。公募で新大会歌を制定

第31回(昭和24年)
女子高校生による入場先導。ラッキーゾーン新設。湘南高の優勝で、14回大会の松本商以来21年ぶり東日本校が優勝

第33回(昭和26年)
球場にアルミニウムの大屋根が復活

第34回(昭和27年)
組み合わせ方法が変わり、二回戦以後は回戦ごとに改めて抽選、相手校を決める。ユ二ホ-ムに背番号がつく

第35回(昭和28年)
NHKテレビの初実況中継。滋賀県から初代表校(八日市)

第36回(昭和29年)
全国大会不出場県宮崎から高鍋高が出場。中京商業高で優勝旗紛失(85日後に発見)

第38回(昭和31年)
大会第1日第3試合の伊那北高対静岡高で初のナイター

第39回(昭和32年)
広島商業高、4回目の優勝。勝利校の校歌演奏と校旗を掲揚

第40回(昭和33年)
40回記念で各都道府県から1校ずつ、沖縄代表を含め47校参加。甲子園、西宮両球場使用。準々決勝で徳島商業高対魚津港の延長18回引き分け・再試合、徳島商業高の板東投手は6試合で奪三振83個を記録

第41回(昭和34年)
地方大会を編成替え。長野、静岡、広島が単独出場、北海道を南北に分け、29代表校。皇太子さま(今の天皇陛下)を迎えて開会式

第42回(昭和35年)
鹿児島県も単独出場となり30代表校。バッターのヘルメット着用が義務化

第43回(昭和36年)
銚子商業高対法政一高で銚了商業高の柴選手が初のサヨナラ本塁打

第44回(昭和37年)
作新学院高が史上初の春夏連続優勝。沖縄高が宮崎大淀高を破り、初の自力甲子園出場

第45回(昭和38年)
沖縄代表(首里高)が大会で初勝利

第47回(昭和40年)
NHKがカラーテレビで初中継。三池工業高が工業校初の優勝。ランナーのヘルメット着用が義務化

第48回(昭和41年)
中京商業高が44回大会の作新学院高に次いで2回目の春夏連続優勝、6回目優勝

第50回(昭和43年)
記念大会により48代表参加し、開会式に皇太子ご夫妻(今の天皇・皇后両陛下)ご出席。沖縄代表興南高が3勝して準決勝へ進出

第51回(昭和44年)
地方大会参加2,500校突破。松山商業高対三沢校が大会史上初の決勝引き分け再試合(松山商業高優勝)

第54回(昭和47年)
津久見高が中九州勢として初優勝。耳付きヘルメット着用が義務化

第56回(昭和49年)
金属製バット初登場。東京が東西2代表

第58回(昭和51年)
初出場の桜美林高が大正5年の慶応普通以来60年ぶりに東京勢優勝

第59回(昭和52年)
25年ぶりに地元兵庫の東洋大姫路こが大会史上初めての決勝サヨナラ3点ホームランで優勝

第60回(昭和53年)
記念大会により、全都道府県から1校ずつ代表(東京、北海道は各2校)が出場。登録選手が1人増え、15人。参加校は3,000校突破

第61回(昭和54年)
箕島高対星稜高の延長18回の激闘。箕島高が第48回大会の中京商業高以来3回目の春夏連覇。滋賀県勢(比叡山高)が10度目の出場で初勝利。現行の49代表制

第64回(昭和57年)
池田高が猛打で優勝。金属製バット向きの上半身強化がブーム

第65回(昭和58年)
PL学園高が5年ぶり2度目の優勝で大阪代表通算4度目優勝

第66回(昭和59年)
取手二高が茨城勢として初優勝。地方大会参加3,700校突破

第67回(昭和60年)
PL学園高が3度目の優勝で大阪代表通算100勝突破

第68回(昭和61年)
天理高が奈良勢として初優勝

第69回(昭和62年)
PL学園高が61回大会の箕島高以来史上4回目の春夏優勝

第70回(昭和63年)
広島商業高が6度目の優勝で中京高に並ぶ。始球式は浩宮(今の皇太子)さま

戦後の翌年からの大会復活と昭和の名勝負がたくさんありました。
そして、時代は平成へと続きます。


コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
いやいや、昭和21年の西宮球場での再開をラジオで聞いていたのですよね?
そんな、注釈を付けなくても、充分わかっておりますから。

さて、1つ1つ細かく書いているときりがありません。でも箕島対星稜の延長18回だけで、判ってしまう。これこそ、名勝負ですよね。

これからの100年も、どんな名勝負が生まれてくるのでしょうね。

eco坊主
おはようございます。

いゃ~一番懐かしい時代でしょうか!?
勿論記述の後半ですよ!!
その頃のtopicsは大体覚えていますし
その場面も映像として出てきますね~

箕島対星稜の延長18回の激闘なんて語り継がれていくでしょうね。

来年には長野代表校が伝説を作ることを期待してますyo!
ねっ、太郎君!!
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