バナージ:正しい戦争なんてあるもんか!
ギルボア:うん?
バナージ:いってることは正しくてもジオンがコロニー落としでたくさんの人を殺した事実は変わらないんだ。殺された人たちには正しいかどうかなんて考える暇もなかった。何にも知らずにある日いきなり・・・まともじゃないよ、そんなの・・・。そうだよ、まともじゃない。しかたないじゃないか。殺されるところだったんだ。殺そうと思ったわけじゃない。俺は人殺しなんかじゃない
バナージ:あっ・・・
ギルボア:あっ・・・
マリーダ:一緒に来い。お前のいうことは間違っていない。正しい戦争なんてない。でも正しさが人を救うとはかぎらない
「機動戦士ガンダムUC RE:0096 第6話 その仮面の下に」
「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」は、矢立肇さん・富野由悠季さん原案、福井晴敏さん著による小説です。2016年4月3日~9月11日まで、テレビ朝日系列でTV放映されていました。
今、地球上には悲しいことではありますが、軍事力を行使しなければならないことが残念ながら否定できません。ただ、軍事力に頼らずに解決する方法があるかどうか。
戦うことを正当化するために、どちらも「正義」という。攻撃を仕掛ける方は、自分たちの欲望や利益を最大にしようとする。そこにはどんな理由であっても、自分たちが正義だという。一方で攻撃された方は、自分たちを守らなければならない。自衛のためは正義であるでしょうけど、戦わなければなりません。どちらも、正義という名のものですが、とことん行ってしまうかもしれません。それは、ある程度歴史でも証明されています。
一方的に攻撃を仕掛けられたことに対して、武器をもって対抗すべきかどうかは誰もが考えて考えて、それでも個人としては答えが出ないかもしれません。それでも、一国の指導者は自国民を守るため、究極の選択、決断をしなければなりません。何もしない場合の被害が、戦った場合の被害よりも少ないという保証は何もないですから。
ただ、どのような理由であるにせよ、兵隊でも普通の人であっても、人が人の生命、財産を奪ってもいいというものではありません。正戦論はありません。本当ならば戦争を正当化することではなく、どんな戦争もしてはいけないのだと思います。戦争、武力行使の回避を考え、実行することだと思います。
戦争とは、人間が命よりも大事なものを奪い合うこと、人間の命よりも大事なものがあるはずはないです。
そういう意味では、「正しい戦争」なんてものはどこにもないです。
なお、ローマ時代の政治家・キケロさんは、「私は最も正しい戦争よりも、最も不公平な平和を選ぶ」という言葉を残しています。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。