「春はNJCから」という言葉のとおり、3月8日の後楽園ホール大会から幕を開ける「NEW JAPAN CUP 2019(NJC2019)」の組み合わせが発表されました。今年は1月末の外国人選手大量離脱を埋めようとしているのか、史上最多の32選手が出場することになりました。
今大会では一回戦16試合を3.8後楽園、3.9愛知、3.10尼崎、3.11高松の4大会で各4試合、二回戦を3.13岡山、3.14奈良、3.16後楽園、3.17後楽園で2試合ずつ実施します。そして、準々決勝戦を3.20静岡と3.21浜松で各2試合行ない、3.23長岡でベスト4が準決勝戦で争い、その勝者同士が2日目の決勝戦で対戦するスケジュールになっています。
そして、優勝者は4.6MSG(マジソン・スクエア・ガーデン)でIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト選手への挑戦権を手にすることになっています。
※32選手によるトーナメント戦;IWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト選手は出場しない
※試合はすべて時間無制限1本勝負
※優勝者には4月6日の米国・Madison Square Garden大会にてIWGPヘビー級王座への挑戦権が与えられる
一回戦の最注目カードとなるのが、NJCで復帰を果たす飯伏幸太選手とIWGP IC王者の内藤哲也選手の一戦です。1.4ドームのW・オスプレイ選手との一戦以降、欠場していた飯伏選手ですが、2.11大阪に姿を現し、新日本プロレス残留、そしてNJCでの復帰を宣言していました。また、IWGP IC王者の内藤選手はタイチ選手との対戦で防衛したのち、目標をIWGPベビー級のベルトとの2本奪取とし、NJC制覇を目論んでいます。両者にとっては早くも正念場を迎えることになります。
続いては、後藤洋央紀選手 vs. SANADA選手の好カードでしょう。NJC歴代最多優勝3回を誇る後藤選手ですがNEVER無差別級ベルトを手放した後は、ちょっとパッとしません。一方、新日本プロレスリングでまだシングルの栄冠に届いていないSANADA選手としては、ここら辺で結果を残したいところです。抜群の身体能力のSANADA選手と、パワフルな後藤選手の対決は注目です。
4年ぶりのNJC出場となるオカダ・カズチカ選手は1.4ドームで敗北を喫したジェイにリベンジするための大きなチャンス。
2.11大阪でジェイに敗れ、IWGPヘビーから陥落した逸材・棚橋弘至選手は今回、抜擢出場を果たすヤングライオンの海野翔太選手と対戦。棚橋選手にとって、このNJCは再起の舞台。海野選手にとっては絶好の舞台になります。
他にも、「年寄りをナメんな!」の永田裕志選手と石井智宏選手の一騎打ち。シングルでの大舞台に久しぶりに登場する本間朋晃選手はタイチ選手と対決。1.5後楽園で約4カ月ぶりに復帰を果たしたYOSHI-HASHI選手は、第三世代の雄である中西学選手の対戦などです。
現IWGP USヘビー級王者のジュース・ロビンソン選手は、母国のMSGのメインへのチャンスでもあります。
新日本プロレスは今年も、レェベェルゥが違うぜ。
3月10日の尼崎大会を観に行きたい…