23日にファイターズの糸井嘉男、八木智哉とバファローズの木佐貫洋、大引啓次、赤田将吾の2対3のトレードが成立し、両球団から発表されました。
メディアなどでは“大型トレード”という表現をしているところもありますが、つい最近、ホークス多村仁志、吉川輝昭投手、神内靖投手とベイスターズの江尻慎太郎、山本省吾、吉村裕基の“複数”トレードがありましたが、それほどニュースでは騒がれませんでした。何なのでしょう、この差は?
やっぱり、優勝チームの主力だということなのでしょうか。
さて、過去にも何度か衝撃的な主力級のトレードはありました。
2008年オフ 二岡智宏、林昌範(ジャイアンツ) ⇔ マイケル中村、工藤隆人(ファイターズ)
1997年オフ 関川浩一、久慈照嘉(タイガース) ⇔ 矢野輝弘、大豊泰昭(ドラゴンズ)
1994年オフ 秋山幸二、渡辺智男、内山智之(ライオンズ) ⇔ 佐々木誠、村田勝喜、橋本武広(ホークス)
1986年オフ 落合博満(オリオンズ) ⇔ 牛島和彦、上川誠二、平沼定晴、桑田茂(ドラゴンズ)
1979年オフ 田淵幸一、古沢憲司(タイガース) ⇔ 竹田和史、若菜嘉晴、真弓昭信、竹之内雅史(ライオンズ)
1975年オフ 大杉勝男(ファイターズ) ⇔ 小田義人、内田順三(スワローズ)
1976年オフ 張本勲(ファイターズ) ⇔ 高橋一三、富田勝(ジャイアンツ)
1976年オフ 江夏豊、望月充(タイガース) ⇔ 江本孟紀、長谷川勉、池内豊、島野育夫(ホークス)
1963年オフ 山内一弘(オリオンズ) ⇔小山正明(タイガース)
結構、「おおっ!!」っていう大型トレードがありましたね。
でも、個人的には近年なんといっても衝撃的だったのは1986年シーズンオフの落合博満電撃トレードです。
落合はオリオンズというかパ・リーグの看板打者であり、あの王貞治でさえ成し得なかった三冠王3度の受賞者でしたから。
そして、大物・落合に対して、当時の絶対的リリーフエースだった牛島、ルーキーからセカンドのレギュラーで1982年の優勝に貢献した上川と平沼と桑田の両ピッチャー。前代未聞の1対4のトレードでした。
なお、平沼は1996年にオリオンズからドラゴンズに3対3のトレードで戻ってきます。
日本ではトレードというと、ネガティヴなイメージがあります。
でも、両チームの弱点を補うための、ポジティブなトレードだってあります。
江夏が優勝請負人として、落合がドラゴンズを引っ張って、秋山がホークスの顔になり、矢野がタイガースの頭脳になっていったように、移籍先のチームを変えていく選手もいます。
このように活性化するようなトレードは、多くやって欲しいとは思いますが、ファンとしては複雑な思いもあります。
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