ここにもありました「野球守」。
野球そのもののお守りというのは、実はそれほどないものでして、ここのは野球殿堂博物館でのお守りということで、ど真ん中のお守りです。
みなさまの野球を応援する御守りです。
「ケガをしないよう」
「野球が上手になるよう」
「野球の試合に勝てるよう」
神社にてご祈祷を賜り、野球全般の願いを込めて作られました。
袋の中には、グローブの革で作られた御守りが入っており、野球殿堂の神様が見守っています。
野球殿堂とは日本の野球の発展に大きな貢献した方々の功績を永久に讃え、顕彰するために1959年に創設されました。
野球発祥の地である米国では、1939年に野球殿堂が創設されています。「殿堂」とは英語で”Hall of Fame”であり、直訳すると「名誉の殿堂」という意味になります。
創設から2015年までで187人の方が日本では殿堂入りされています。
その野球の神様ともいわれる方々が見守っていますので、大事にしなければなりません。
ただ、ちょっと悲しいことがあります。
授けていただくのは自動販売機からなのです。
でも、文句を言ったら罰が当たります。
さて、この「野球守」には、こんなエピソードがありました。
第87回選抜高校野球大会に出場した東京都・二松学舎大付高のナインは「野球守」と縫い込まれたお守り袋を身に付けていました。
その「野球守」の贈り主は「見知らぬ男性」だったそうです。
お守りをもらったのは開会式のリハーサルがあった3月20日。
選手らがバスから降りると、中年の男性(私ではありません)がいて、市原勝人監督に21個のお守りを渡したそうです。
二松学舎大付高は前年夏の甲子園で三回戦まで進んでおり、男性は「甲子園の試合を見て感動しました」と言い、名乗らずに去ったそうです。
お守りの裏には「野球殿堂博物館」と書かれ、東京都文京区の同館で発売されているお守りだそうです。
リュックサックにお守りをつけている北本主将は「21個という数は、監督や記録員を含めたベンチ入りの人数を計算したのだと思う。知らない人まで応援してくれるのは、うれしいことです」と話していました。
保護者や関係者はもちろんのこと、多くの人が注目している野球です。
地域の方、そうでなくても野球スタイルが気に入って応援してくれる方。
多くの人が応援してくれているということを忘れずにいて欲しいものですね。
夏大開幕まで、あと6日。甲子園まで、あと6勝。