誰もが恋に落ちる。
テレビから流れてくるこの映像に。
いまの自分を思い重ねる。
遠くのスリムだったあのときの。
未来の自分を思い描けない日々。
いまの自分を誰が想像したか。
いや、まだまだ大丈夫。
それは「君のお腹恋してる」から。
本日はベン・アンチェフくんの「君のお腹に恋している」を送りします。
それではどうぞ。
(昨日のお兄さんたちと比べると・・・)
5月29日(日本時間30日)に米国・大学野球選手権 第17回NAIAワールドシリーズ(小規模な大学が加盟しているNAIAという体育協会。NCAA(全米大学体育協会)に比べると、注目されることは少ない)の決勝戦が行われ、アイダホ州のルイスクラーク州立大がフロリダ州のセント・トーマス大に10-7で勝利しました。
セント・トーマス大は初回に5点を先制しながら、逆転負けとなってしまいましたが、この試合で4回1/3を投げて5奪三振1失点と好投し、一気に全米の人気者になったのがトーマス大のピッチャーがベン・アンチェフくんです。
この試合では残念ながらバッティングで腕を痛めたため、途中降板となってしまいましたが。
アンチェフくんは現在、大学三年生。今シーズンは公式戦で21イニングを投げ、3勝2敗で防御率4.71と失礼ながら平凡。
大学野球部の公式サイトによると、身長6フィート2、体重300ポンドという紹介があります。
これを日本的に換算しますと身長188センチ、体重136キロとなります。
この、むっちりとしたベルトを確認できない腹回りで、ピッチャーらしからぬ衝撃的な巨体から繰り出すピッチングが話題となったのです。
なお、高校(ウィリアムズ谷高校)時代はレスリングで100勝、州で5位、地区大会優勝を2回という記録を持っているそうです。
米テレビ局「CBSスポーツ(電子版)」は「ヒーロー、体重300ポンド。ベン・アンチェフがNAIAワールドシリーズでセント・トーマス大で登板」との見出しで特集。
デイリー・ニューズ紙は「セント・トーマス大(マイアミ)のベン・アンチェフは身長6フィート2で体重300ポンド。そして、インターネット上で嵐を起こしている」と特集し、「バートロ・コロン(ニューヨーク・メッツの巨漢エース)、そこを退け。誰もが恋に落ちる、新たな巨漢ピッチャーの登場だ」と評しました。
他にも「アンチェフ投手の身長と体重は米プロフットボール、NFLのテキサンズに所属しているラインマン、ビンス・ウィルフォークとほぼ同じであり、彼と大食いコンテストで対決したら、いい勝負をしそうだ」と面白がっていたそうです。
さらにフェイスブックには「彼はアスリートにあらず。野球選手なのだろうか? ベン・アンチェフはベースボールの英雄だ」とファンページも出来るほどの人気者になったそうです。
人気だけでドラフト指名は難しいかも知れませんが、過去にはいろんなドラフト指名があったMLBです。
野球史上最重量級のピッチャーをドラフト指名するだけでなく、是非ともメジャーのマウンドでお腹を見てみたいものです。