オリンピック、甲子園の影に隠れてですが、日本女子プロ野球リーグの選手も出場した「第5回IBAF女子野球ワールドカップ」で、見事に日本代表チームが史上初の3連覇を達成しました。
その名は”マドンナ・ジャパン”です。
予選ラウンドではアメリカに敗けたものの1位通過して、最終ラウンドの決勝戦で再びアメリカと対戦。
三回裏に3点を先制し、その3点を最後まで守っての勝利です。
予選ラウンド
vs オランダ(21-0で5回コールド勝ち)
vs アメリカ (2-5で負け)
vs キューバ(10-0で5回コールド勝ち)
vs 台湾(11-1で5回コールド勝ち)
vs ベネズエラ(3-0で勝利)
vs オーストラリア(10-0で6回コールド勝ち)
vs カナダ(9-7で勝利)
最終ラウンド
vs オーストラリア (5-1で勝利)
vs アメリカ (3-0で勝利)
この日本代表チームを率いたのが、2011.09.06のブログの『「野球からの贈りもの」 平山讓』で書いた元西武投手の新谷博監督です。
http://baseball-love.blog.ocn.ne.jp/baseball/2011/09/post_084d.html
そして、大会最優秀選手には準決勝・決勝を二連投した磯崎由加里選手が選ばれました。
彼女は新谷監督率いる尚美学園大学女子硬式野球部の所属です。
球速はMax120km/h台(トップクラスでもこのくらいらしい)ということではあり、甲子園と比べても多少技術的にも見劣りするかもしれませんが、野球を続けたい女子にとっては、女子プロ野球に続いての大きな目標にもなることだと思います。
第8戦のダイジェスト
YouTube: (Digest JPN vs AUS)日本代表第8戦ダイジェスト 日本vsオーストラリア
(Finalは何故かアップされていませんでした)
その磯崎選手と新谷監督のコメントです。
磯崎由加里
「勝ってほっとした。決勝で気持ちが引き締まる部分もあった。この3連覇で女子野球が少しでも広まってくれるとうれしい」
新谷博監督
「これだけ頑張っている女の子がいることを皆さんに知ってほしい。重圧というよりも疲れました。彼女たちはたくましい。ボクの方が野球に対する真剣さ、まじめさ、そして野球が大好きであるということを選手から教わりました」
他のスポーツに比べても注目度も競技人口も少ない女子野球。
この優勝で認知度は少し上がったとは思いますが、メディアももっと取り上げてもいいのではないでしょうか。
”なでしこ”だけじゃなく”マドンナ”も頑張っているのです。