中日ドラゴンズの新外国人オネルキ・ガルシア選手。6月15日まで防御率1.96と勝率.778でセ・リーグトップの成績でした。ただ、69回を投げて33個のフォアボールと決してコントロールがいいピッチャーではありませんが、この試合は6回途中降板で、6安打4失点。フォアボールは7個で、そのうちの1個が押し出しです。打たれたわけではないのに、自分で自分の首を絞めてしまいました。
さらに、リリーフした又吉選手もいきなり連続フォアボールで2アウト満塁のピンチを招いて、苦し紛れにストライクを取りに行ったところ、埼玉西武ライオンズの森選手に一発を浴びてしまい、この日のドラゴンズは6回で早くも終戦を迎えました。
この試合は7回に思わぬアクシデントがありました。7回裏1アウト二塁、バッターはライオンズの秋山選手でカウント2-2からの5球目に入る直前、球審の敷田さんが急に後ろに倒れました。両チームのベンチからスタッフが駆け寄り、AEDも持ち出されて、約3分後に担架で運ばれました。
その後、敷田さんは直前のファウルの打球が左膝を直撃し、その痛みのために倒れたことが判明し、意識もあり、命に別状はないということで、大事に至っていませんが、何が起こったのか状況説明のないドーム内ではスマホなどで、情報を入手しようとしている観戦に訪れたファンの姿が多く見られました。ただ、メットライフドームは山の中。しかも、大きく開口部があるものの、掘り下げ式の球場ですから、電波状況は良くありません。
ネット上ではリアルタイムでツイッターなどで心配の声が殺到して、「敷田」「敷田球審」「球審」「敷田審判」「敷田直人審判員」「左膝」など関連ワードが上位に上がったほどです。また、敷田さんが倒れた直後、そばにいたバッターの秋山選手(ライオンズ)とキャッチャーの大野選手(ドラゴンズ)が、すぐさま駆け寄り、秋山選手が靴を脱がせ、大野選手がベルトを緩めたという救護を行ったそうです。これにも、「大野と秋山の咄嗟の行動は素晴らしい」「大野も秋山もすごいよ」「プロ野球界の誇り」「対応が素晴らしくて泣いた」などの投稿が相次ぎました。
それにしても、試合の方はドラゴンズ投手陣が3投手で計10四球と散々な内容でした。2年ぶりのメットライフドームでの観戦でしたが、思わぬしない内容に、私は泣きました。
17日は松坂選手。2戦続けて古巣退治をお願いします。本当に、頼みます。