野球小僧

3代目

新しい500円硬貨の発行が、2021年(令和3年)11月1日から始まっています。

1982年(昭和27年)4月1日に500円紙幣(岩倉具視さんの肖像画)に替わり登場した、日本最高額硬貨であるとともに、世界的にも有数の高額面硬貨です。そのため海外の低額面硬貨による大量の通貨変造事件が発生し、早急に対応を行う必要があったため、基本的な図柄は変更せず材質の変更と偽造防止対策の搭載を行う形で、2000年(平成12年)に初代「白銅貨」から2代目「ニッケル黄銅貨」に変更されています。

ちなみに、海外の高額硬貨としては、ユーロの2ユーロ硬貨(約260円)、英国の2ポンド硬貨(約306円)、スイスの5フラン硬貨(約618円)が500円硬貨のライバルです(2021年11月13日の為替で計算)。

そして、今回、満を持して(?)、さまざまな偽造防止技術が施して、21年ぶりのデザイン刷新となりました。

「金は天下の回り物(金は一箇所にとどまるものではなく、常に人から人へ回って世の中を絶えず動いているものだから、お金が無い人の所にもいつかは回ってくる)」というくらいですから、いつかは3代目500円硬貨が手元にくると思ってはいますが、やはり早く見てみたいと思い、試しに銀行の両替機で1000円札を500円硬貨2枚に両替してみたところ、1枚が3代目でした。

「もしかして、もう1回(1000円札を500円硬貨2枚)両替すると、3代目がでてくるのでは?」と思い、挑戦しようとしたところ、なんと、当日中の2回目からは手数料が必要だと、両替機に怒られてしまいました。ということで、後日、今度は5000円分を500円硬貨10枚に両替したところ・・・3代目は1枚しかでてきませんでした。

12打数2安打。打率.167と中日ドラゴンズの根尾昂選手の打率.178(2021年成績)にも負ける状況でしたので、今シーズンの両替はここで試合終了です。

(左側が3代目、右側が2代目です)

3代目の大きさは直径26.5mmで2代目と同じですが、重量は0.1g重い7.1gになっており、偽造対策として、世界初の技術「バイカラー・クラッド(2色3層構造)」という異なる種類の金属板をサンドイッチ状に挟み込む「クラッド」技術でできた円板を、それとは異なる種類の金属でできたリングの中にはめ合わせる「バイカラー」技術を組み合わせているそうです。ほかにも、大量生産型貨幣としては世界初になるという、「異形斜めギザ」という、側面に施されている斜めギザの一部(上下左右4か所)をほかのギザと異なる形状にしていたり、表面の縁には「JAPAN」(上下2か所)と「500YEN」(左右2か所)の文字を加工するなどの技術が導入されているそうです。

2021年も終わりかけている11月1日から発行されている3代目ですが、発行枚数が少なくて価値がでると思ったらそうでもありません。2022年度(令和3年度)に約2億枚の発行を予定しているそうです。2代目も約1億2千万枚の発行のようですので、こちらも価値があるかといえば、そうでもなさそうです。

3代目が発行されても2代目以前の500円硬貨は今後も引き続き通用します。財務省は、「2代目以前の硬貨が回収されたとしても、相当の年数がかかるとしかいえない」とのことで、日本銀行は、「現行の500円硬貨が使えなくなる」などとかたる詐欺に注意するよう呼びかけています。

なお、500円硬貨は、ほかの硬貨に比べて歴史が短いため希少価値のある年代は少ないそうです。また、もともと額面が高い貨幣で貨幣自体に価値があるため、そこまで高値にはなりにくいそうです。ちなみに昭和62年の500円硬貨は約1000円、昭和64年の500円硬貨は約600円の相場です(一応、財布の中を見た方が多いと思います)。

昭和62年は500円硬貨が導入されてまだ5年しか経っていなかったため、市場で新規に500円玉が必要とされず発行枚数が少なかった年でした(2,775千枚の発行)。また、天皇陛下御在位六十年記念硬貨の製造に追われ、通常貨幣の製造まで手が回らなかったという理由もあるようです。昭和64年は製造期間の短さによるものですが、発行枚数は16,042千枚となっており、これは平成年銘の極印の準備に約3ヶ月を要したため、平成元年3月まで昭和64年銘のまま製造が続けられていたためです。

なお、初代については現在、市場にほとんど流通していないようです(一応、財布の中を見た方が多いと思います)。

今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。

今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。

どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

先週の平日(とはいっても、夕方)に、「わざわざ銀行へ行って」両替してみました。とはいっても、銀行は3行へ行ったのですが、両替機があったのは1行のみ。

こちらの打率は大島洋平選手の.292よりも高い.333でした。

私は「自分のために」500円玉貯金をしていますが、「重くて」といつも言われております。
eco坊主
おはようございます。

もう新500円硬貨入手されましたか~流石仕事?が早い!!(笑)
思わず小銭入れの中の500円硬貨2枚確認しましたがどちらも旧でした。
昭和62年&64年硬貨の希少価値は知っていたのでチェックしてました。確か数枚確保していたはずですが何処に置いたか直ぐに思い出せない悲しさ😢
あと”孫基金”としている500円玉貯金・・
まっ私が存命の間は使用不可にはならないでしょう。

根尾選手の打率との比較、笑っちゃいました!


まだまだ油断はせずに感染防止対策を続けます。
そしてできる協力は続けていきます。必ず笑顔は戻ると信じて。
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