北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志「監督」。
2021年11月4日の監督就任会見で、「監督って皆さん呼ばないでください。BIGBOSS、ビッグボォスでお願いします。ビッグボォスが好きなんですよ。あの、『新庄監督』とか僕いらないですね。なんか監督っぽいじゃないですか、『ビッグボス』でお願いします」と、報道陣に呼びかけています。それを受けてか、各ニュースメディアの表記は「監督」と「ビッグボス」という2分化しており、Wikipediaでは連日「編集合戦」が繰り広げられており、「このページのノートに、このページに関する議論があります。(2021年11月)議論の要約:記事中での「監督」と「ビッグ・ボス」の表記について」となっています。
Wikipediaの編集合戦自体は珍しいことでもありませんが、今、時の人でもありますし、この日本では聞き慣れない奇抜な役職名が注目されるのも無理ないですよね。
ただ、北海道日本ハムファイターズのHPのニュースリリースには、「北海道日本ハムファイターズは11月4日(木)、来季から指揮を執ります新庄剛志新監督の就任記者会見を札幌市内で開きました。1年契約で背番号は現役時代と同じ1に決まりました。」と「監督」という役職名になっています。しかし、球団公式ツイッターでは「ビッグボス」呼びが基本となっており、球団でも表記がわかれています。そもそも、「ビッグボス」は新庄さんが現役引退後、野球界から離れ2020年まで暮らしていたインドネシア・バリ島で暮らしていたときに呼ばれていた愛称とのことからだそうです。
さて、現役時代からいろいろと注目されてきた新庄さん。札幌ドームの天井から舞い降りるなどド派手なパフォーマンスでファンを魅了しながら、球団を44年ぶりの日本一に導いてもいます。ファイターズは、2016年にリーグ優勝したものの、それ以降の成績は5位、3位、5位、5位、5位と振るわず、低迷続き。観客動員数は、優勝した2016年が約208万人、2017年も約209万人で福岡ソフトバンクホークスに次いでリーグ2位でしたが、2018年、2019年は200万人割れと落ち込み、新型コロナウイルス感染拡大の影響による入場制限などで激減した2020年は27万6471人(5位)、2021年は54万4818人(4位)でした。話題についてもいい話題が少なかっただけに、2023年に新球場の開場も予定されており、ファンサービスと強さを両立させる「監督」としても期待されているでしょう。
その効果の表れとして、11月30日に行われる「北海道日本ハムファイターズ ファンフェスティバル2021」のチケット販売ですが、アリーナ指定席、ダイヤモンドシート、スタンドS指定席は11月12日時点で完売。スタンドA、B、C指定席は「残りわずか」とのこと(新庄さんが出場するかは不明)。また、就任会見から2日間のメディア露出だけで、「広告費に換算すると104億9021万円になる」といった算出や、「新庄監督の経済効果は59億6434万円」というニュースもあります。
果たしてファイターズだけではなく、北海道、ひいては全国的な・・・という救世主になり、盛り上がりが継続するかどうかは、ファイターズが長期低迷から脱却することできるかどうかにかかっているでしょう。
その暁には、あらためて「監督」ではなく「ビッグボス」というのが本当に定着するでしょう。
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