野球で18-2という大敗をしたのび太が所属する監督がジャイアンの野球チーム。
ジャイアンは、負けた原因として、のび太に失点20点分として「20発なぐってやる!」と追いかけてくる。でこぼこになったのび太は帰宅後する。
の:どうしてこんな目にあわなきゃならないんだ
ド:そんな目にあわないように練習しよう
の:問題はジャイアンだ、あいつさえいなければこんな目に・・・
ド:ふうん・・・。そんなふうに考えるの・・・。じゃ、やってみる?
ドラえもんは「どくさいスイッチ」を取り出す。
ど:未来のどくさい者がつくらせたスイッチだ。どくさい者というのはね、自分一人の考えで世の中を動かそうとする人のことだよ。どくさい者はこれを使って、自分に反対する者、じゃまになる者を、つぎつぎにけしていったんだ
の:けすって・・・。どういうふうに?
ド:いなくなっちゃうんだよ。あとかたもなく
そして、ドラえもんは近くを飛んでいたハエを見て、スイッチを押すと、ハエは消えていなくなってしまう。そしえ、ドラえもんは、のび太にスイッチを渡しながらにささやきかける。
ド:な、かんたんだろ。じゃまものはけしてしまえ。すみごごちのいい世界にしようじゃないか
この、「どくさいスイッチ」ですが、未来の独裁者が、自分に反対する者、邪魔になる者を、次々に消していくときに使った道具です。こんな物騒な道具が未来で販売されていることが驚きですが(オチでわかります)。
ちなみに、消えていなくなった人は初めからいなかったことになっていて、その存在を覚えているのは、どくさいスイッチを押した人だけで、周りの人たちはその存在すら知りません。
・・・という話です。
この話は1977年6月号の「小学四年生」に初掲載され、「てんとう虫コミックス15巻」に収録されています。そして、つい先日の2022年4月9日にテレビ朝日系アニメ「ドラえもん」で放送され、私はこの回を「クレヨンしんちゃん」からの流れで観ていました。
ネット上でも話題になっていましたが、このタイミングでこの話の回。
過去に一人で国を支配した独裁者がいましたが、その多くは似たような運命を迎えています。独裁者が一生涯権力を持ち続けるのは、ほぼほぼ不可能だと私は思います。自分が気に入らないから、自分に不都合だからと自分にとってイエスマンばかりをそろえたとして、その組織が将来的にどうなっていってしまうのか。
大人になってからでも考えさせられる話ではあります。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。