5月に入り、大型連休は後半戦に突入です。それとともに、長野県高校野球春季大会も東信地区は県大会出場校が一足先に決定し、その他地区は県大会出場に向けての二回戦残り試合が行われました。3日は応援の都合もあって、松本市野球場で三試合を観戦してきました。この日の三試合は二回戦と言っても、春季大会は初登場です。
相手の協力もあったのですから、もう少し点が入っていてもいいのですが、そこはなぜか、控えめな点の取り方でした。一発勝負の高校野球は何があるかは判りませんから、点を貰えるチャンスには欲張って行きませんと。案の定、四回にはエラーなどが絡んで3失点。その裏の攻撃を0点に抑えられ、試合中の勢いがピタッと止まってしまいました。こうなると、「何かがあるかも」という雰囲気にさせるのが高校野球です。
本当に強いチームは「これでもか」とどん欲に点を取りに行っていますから。この守備の調子ですと、次戦は厳しい戦いになりそうな予感がします(ただ、慢性的ではないのが救いですが、急性的なのは困る)。
第三試合
南安曇農業0003000|3
都市大塩尻322013x|11(7回コールド)
この日の三試合、第二試合を除いてやっぱりエラーが多かったです。特に第一試合は外野手がフライを落とすという場面が連鎖的に発生していました。ボールには完全に追いついているのですが、グラブに当てての落球です。風は確かに強かったのですが、ボールに追いついているのです。でも、そうは言ってもプロ野球選手だって落球するのですから、責めるつもりはありませんが、本当はアウトになるはずのプレーで失点になってしまい、それが高校野球最後のプレーなんぞになってしまったら、それこそ後悔の元になってしまいます。そうならないためにも、夏までにはしっかりと鍛えて来て欲しいと思いました。
第一試合
明科高 4-11 梓川高 (8回コールド)
中盤からは点の取り合いも、ビッグイニングを作った梓川高が逃げ切り。今年も明科高の一年生がハツラツとしていました。
第二試合
穂高商高 1-2 大町岳陽高
大町高と大町北高が統合した新生・大町岳陽高が初陣を勝利で飾りました。穂高商高は終盤のチャンスにあと1本出ず。大町岳陽高のピッチャーはキレのいいピッチャーでした。
なお、明科高の一年生で葡萄隊OBが二人出場していました。二年生のマサくん含めて三人。さしづめOB会が出来そうです。
今日は県大会出場を懸けて4試合が予定されています。
松本市野球場
第一試合 松本深志高 vs. 梓川高
第二試合 東京都市大塩尻高 vs. 松商学園高
塩尻市営野球場
第一試合 松本第一高 vs. 大町岳陽高
第二試合 池田工高 vs. 田川高