オネルキ・ガルシア選手(Onelki García)は、キューバ・グァンタナモ州グアンタナモ出身のプロ野球選手です。現在はMLB・カンザスシティ・ロイヤルズ傘下に所属し、来年はNPB・中日ドラゴンズで大活躍する選手になる予定です(と、昨日の中日スポーツの一面から忖度)。
強竜復活へ来シーズンの新外国人ピッチャーの一人として白羽の矢が立ったのが、150km/hの剛球を190cm長身から投げるサウスポーのガルシア選手です。今シーズンMLBでは2試合に登板し1敗。ちょっとどころか、非常に淋しい数字ですが3Aでは7勝3敗と戦力になると見込んでの獲得ということでしょう。
キューバ時代
2007年 セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルのインディオス・デ・グアンタナモに入団
2010年 8月にアメリカ合衆国へ亡命
ドジャース時代
2012年 MLBドラフト3巡目(全体113位)でロサンゼルス・ドジャースから指名、契約。A+級ランチョクカモンガ・クエークスで1試合に登板
2013年 2Aチャタヌーガ・ルックアウツで開幕を迎え、25試合(先発6試合)2勝3敗1S、防御率2.75、53奪三振。8月に3Aアルバカーキ・アイソトープスへ昇格、10試合0勝1敗、防御率3.72、14奪三振。9月にメジャー契約を結び、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でデビュー。3点ビハインドの9回表から登板したが、フォアボールを出し1アウトもとれず降板。3試合0勝0敗。オフに左ヒジを手術
2014年 前年の手術の影響で60日間の故障者リスト入り。8月にA+ランチョクカモンガへリハビリに異動。レイクエルシノア・ストーム戦で先発したが、2/3回を2安打2失点1フォアボールで降板し、敗戦投手。この年はこの1試合の登板
ホワイトソックス時代
2014年 11月にウェイバー公示を経てシカゴ・ホワイトソックスへ移籍
2015年 4月に40人枠を外れる形で傘下の2Aバーミングハム・バロンズへ降格。この年は2Aバーミングハムと3Aシャーロット・ナイツでプレーし、2球団合計で38試合1勝1敗3S、防御率4.82、72奪三振
2016年 3月に自由契約
メキシカンリーグ時代
2016年 7月にメキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズと契約。14試合(先発3試合)0勝1敗、防御率3.82、30奪三振。9月に自由契約
ロイヤルズ時代
2016年 10月にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約
2017年 2Aノースウエストアーカンソー・ナチュラルズと3Aオマハ・ストームチェイサーズでプレー、8月にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入り。9月にDFAとなり、9月14日に40人枠から外れる形で3Aオマハに降格
今シーズン成績
MLB 0勝1敗 6.0回 防御率13.50
AAA 7勝3敗 75.0回 防御率 5.04
AA 0勝0敗 10.1回 防御率 2.61
ちなみに現在ドミニカWLで投げているようです。
39.0回 防御率3.23 37三振 10四球 whip1.179
東京ヤクルトスワローズへと旅立ったジョーダン選手よりも、ランクが上の選手ということですよね(誰に聞いているんでしょ、私は)。
既に、ドラゴンズを超ライバル視している読売ジャイアンツの機関紙であるスポーツ報知の見出しは「"キューバの山本昌"獲得! 最速155キロ左腕ガルシアと大筋で入団合意」と早くも警戒しています(と、わざわざ忖度)。しかし、155km/hで山本昌さんというのは、失礼万別です。最速138km/hですから・・・と思ったら、「190センチ、102キロの巨漢で、レジェンドOBの山本昌氏(186センチ、95キロ)のような大型左腕」だということでした。おまけとして「最速155キロの直球が、山本昌氏の決め球だったスクリューボールのように右打者の外角低めに沈むのが特徴」だとのことです。中日スポーツより、詳しいじゃないですか!!
なお、過去に選手の評価サイトにこんなことが書かれていました。
オネルキ・ガルシア:CWS:26歳
キューバ出身。13年にはLADでメジャーデビュー。90マイル中盤のストレート&パワーカーブのコンビネーション。
コントロールは不安定も、今季はキャリア最高となるK/9=11.6をマーク。左のパワーリリーバーとして期待される。
なお、アレクサンダー・ゲレーロ・ペレス(Alexander Guerrero Perez)選手はキューバ共和国出身のプロ野球選手です。今年来年はNPB・読売ジャイアンツで三振の山を築く予定です。
野球の神様、どうか、サムソン・リー選手のようになるようにお願いします。(-人-)