100回大会となる記念すべき「夏の甲子園大会」こと全国高校野球選手権大会の組み合わせが決まりました。今年は100回目の記念大会と言うこともあり、過去最多となる56校が出場します。
選抜との春夏制覇、そして夏5度目の制覇を狙う北大阪・大阪桐蔭高は第2日の第2試合で一昨年の覇者・栃木・作新学院高とぶつかります。甲子園が朝から熱くなっている風景が早くも浮かび上がります。
夏連覇がかかる北埼玉・花崎徳栄高は第4日の第4試合で徳島・鳴門高と対戦。
さらには昨年決勝で涙をのんだ広島・広陵高や20年ぶりの優勝を狙う南神奈川・横浜高など、記念大会にふさわしく強豪校・実力校が目白押しです。
23万人が注目する鳥取・鳥取城北高は、甲子園の常連校の龍谷大平安高(京都)と第7日の第1試合との対戦になってしまいました。
なお、5日の開会式直後のる第1試合では、始球式をする松井秀喜さんの母校・石川・星稜高が登場し、大分・藤蔭高と対戦します。
組み合わせは次のとおりです。
第1日 8月5日(日)
10:30(一回戦) 藤蔭高(大分) vs. 星稜高(石川)
13:00(一回戦) 済美高(愛媛) vs. 中央学院高(西千葉)
15:30(一回戦) 慶応高(北神奈川) vs. 中越高(新潟)
第2日 8月6日(月)
08:00(一回戦) 山梨学院高(山梨) vs. 高知商高(高知)
10:30(一回戦) 作新学院高(栃木) vs. 大阪桐蔭高(北大阪)
13:00(一回戦) 北照高(南北海道) vs. 沖学園高(南福岡)
15:30(一回戦) 旭川大高(北北海道) vs. 佐久長聖高(長野)
第3日 8月7日(火)
08:00(一回戦) 佐賀商高(佐賀) vs. 高岡商高(富山)
10:30(一回戦) 智弁和歌山高(和歌山) vs. 近江高(滋賀)
13:00(一回戦) 前橋育英高(群馬) vs. 近大付高(南大阪)
15:30(一回戦) 益田東高(島根) vs. 常葉大菊川高(静岡)
第4日 8月8日(水)
08:00(一回戦) 日南学園高(宮崎) vs. 丸亀城西高(香川)
10:30(一回戦) 金足農高(秋田) vs. 鹿児島実高(鹿児島)
13:00(一回戦) 大垣日大高(岐阜) vs. 東海大星翔高(熊本)
15:30(一回戦) 花咲徳栄高(北埼玉) vs. 鳴門高(徳島)
第5日 8月9日(木)
08:00(一回戦) 横浜高(南神奈川) vs. 愛産大三河高(東愛知)
10:30(一回戦) 花巻東高(岩手) vs. 下関国際高(山口)
13:00(一回戦) 創志学園高(岡山) vs. 創成館高(長崎)
15:30(一回戦) 興南高(沖縄) vs. 土浦日大高(茨城)
第6日 8月10日(金)
09:30(一回戦) 敦賀気比高(福井) vs. 木更津総合高(東千葉)
12:00(一回戦) 日大三高(西東京) vs. 折尾愛真高(北福岡)
14:30(一回戦) 羽黒高(山形) vs. 奈良大付高(奈良)
第7日 8月11日(土)
08:00(一回戦) 龍谷大平安高(京都) vs. 鳥取城北高(鳥取)
10:30(一回戦) 明石商高(西兵庫) vs. 八戸学院光星高(青森)
13:00(二回戦) 報徳学園高(東兵庫) vs. 聖光学院高(福島)
15:30(二回戦) 白山高(三重) vs. 愛工大名電高(西愛知)
第8日 8月12日(日)
08:00(二回戦) 二松学舎大付高(東東京) vs. 広陵高(広島)
10:30(二回戦) 浦和学院高(南埼玉) vs. 仙台育英高(宮城)
さて、そんなことで、一応、郷土を代表していますので地元校には注目することになると思います。そこで過去99回の歴史とともに最多優勝校を輩出した都道府県を割り出してみると、このような形になりました。
順位 県名 回数
1 大阪 12
2 愛知 8
3 和歌山 7
3 広島 7
3 東京 7
3 兵庫 7
3 神奈川 7
8 愛媛 6
9 京都 4
9 福岡 4
※夏の甲子園大会 県別歴代優勝回数(2区制のところは統一)
圧倒的な強さを見せたのが大阪です。以前はPL学園高、近年では大阪桐蔭高が毎年のように上位争いに食い込む名門校として知られています。ただ、戦前の優勝はありません。大阪勢で初優勝を果たしたのは1946年の浪華商(現:大阪体育大学浪商高)で、以降、1970年までに3度優勝を積み重ねますが、浪商高が2度制した以外は明星高(1963年)、興国高(1968年)と新参校が台頭したりしました
しかし、1978年にPL学園高が初優勝を飾ると、以降は甲子園大会の常連となります。後にプロ野球界でも活躍する名選手たちが、次から次へと現れ、絶対王国を築きました。
そして、そのPL学園高王国を崩したのが大阪桐蔭高。1991年に創部わずか4年で優勝という史上最速記録を打ち立てた以降は鳴りを潜めていましたが、2000年代にPL学園高が失速していくと、次第に大阪の盟主は大阪桐蔭高のものになり、2008年に強力打線を擁して17年ぶり2度目の制覇を果たして以降、3度の優勝を積み重ね、現在甲子園での優勝回数は4回とPL学園高に並びました。
今年の大阪桐蔭高もドラフト候補生を揃え、優勝校の筆頭候補となっています。
さて、逆に未だに夏の甲子園大会を制していない都道府県は11あります。青森、秋田、宮城、福島、新潟、石川、滋賀、岡山、宮崎、熊本、鹿児島です。
その中で今年注目されているのが、今春の選抜でベスト8に入った石川・星稜高。県大会では5戦全て無失点。さらに打撃陣も好調で、決勝戦では金沢学院相手に22対0という大差をつけて優勝。その打撃力は他県の代表校たちを震え上がらせるだけの実力があると言えます。
最強都道府県に名乗りを挙げるのはどこでしょうか?
BE A SURVIVOR!