囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

昨日の淵は今日の瀬

2020年12月16日 | 雑観の森/政治・経済・社会

 

GoToトラベルの全国一時停止

 ~ なぜ、遅きに失したのか の巻】

 


世の移り変わりの速やかなること、

つまり人生のはかない有様をたとえた

諺(ことわざ)である。

古今和歌集の「詠み人知らず」にて

 世の中は何か常なる飛鳥川

    昨日の淵は今日の瀬となる

という和歌から出た。

 

兼好法師「徒然草」にも

 飛鳥川の淵瀬常ならぬ世にしあれば

 時移り事去り楽び行交ひて華やかなりし

 辺も人住まぬ野らとなり

 変らぬ住家は人改りぬ

 桃李物言はねば

 誰れと共にか昔を語らん

 況(ま)して見ぬ古のやんごとなかりけん跡の

 みぞいと果敢(はか)なき

とみえている。

 

 

住みなれた邸もいまは人のもの

    斜陽華族の行方しらずも

           当世百人一首

 

 

 

百年に一度の未曾有の出来事に振り回された2020年も

しんとした未明、こころ静かに碁盤に向き合う日々も

すべては、あとわずか

北の国の思いはいかに

 

♪ 雪は降る あなたは来ない

 

 

 



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