囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

続々・その一言、訊くべからず

2021年07月08日 | 雑観の森/芸術・スポーツ

 

最後まで打って数えるべし! の巻】

 

 

本邦最高峰の戦いが終わった

 

AIが人間を超えてから5年余り

序盤は大きく変わり

人間の碁も新たな局面をみせている

史上最高峰の戦いだろう

碁の不思議は深まっている

現在進行形といってもよい

 

新聞連載棋譜を切り取って

並べてみる

棋譜を眺め、解説文を読むだけで

分かったような気になるが

並べると、感じ入ることがある

一手一手はそう難しい手はない

だが水面下での高度な読み比べを

強く感じるものだ

 

だが

なんだって最近の碁は

最後まで打って数えないのか

このあたり不満である

 

だからヘボ碁でも

それをマネをする

「半目差でも10目半差でも

最後まで並べてほしい」

と、想うのだが、いかがか

 

なにも勝ち負けだけじゃなく

「最後まで芸を見せる」のも

トッププロの〝つとめ〟ではないか

 

そんなことを

ヘボなりに想うのである

 

▲最高の技を棋譜で見せるのが、トッププロの務め

途中で「投げて」、後は解説でどうぞ、は納得いかん

名人だ、本因坊だ、九段だ、先生だ、といわれても

多くは二十代、三十代の子どもである

わたしには、思い上がり、と思えてならない

 

「アマに見せるために碁を打っている」

棋士としても解説者としても大人気の

われらが小林覚九段は今や日本棋院理事長

総本山たるもの、普及活動はどうなっている?

と、あなたに、お訊ねしたいものである

 

 

 

 



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