囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

鴨河育ち?に春がきた

2021年04月05日 | 雑観の森/心・幸福・人生

 

一緒に歩くということ の巻】

 

 

京都市中を北から南に流れる鴨河は

普段は とても清く澄んでおり、

この水に布(きれ)をさらせば

純白になる、といわれてきた。

 

そこに育った少女もまた色白く

キメも麗しく、素晴らしい美人になる――。

昔から、そのようなことがささやかれ

やがて京女の定説となった。

 

「鴨河育ち」ということばがそうである。

東京の「江戸っ子」とは好対照であり

それぞれの都市格のようなものを

なんとはなしに形成してきた。

 


         ◇

 


新型ウイルス騒ぎの前にプロポーズされた。

東京で働く一人娘だが、わたしの強い勧めもあり

式を後回しにして昨年5月に入籍し、

新居で暮らすようになった。

 

さきごろラインが届き、

今秋に式と宴をやりたい、と言う。

むろん賛成であると伝えたら、

彼女と婿殿はすぐに動き出し

式場選びから予約を済ませた。

貧乏性のわたしに似たのか、

その辺、細かく、素早い。

 


2011年春に京都の大学に入学し、

翌年と翌々年、わたしの東北被災地歩きに誘い、

大きなリュックを背負い一緒に歩いた

その後、大学のボランティアにも参加し、

気仙沼などに一人で出掛けていた。

そんなことが、もうひと昔になるのか。

 


聴くと、教会の「その道」を

一緒に歩くことになるらしい。

わたしは大学時代に結婚式場で

カメラマンのバイトをし

いろんな男たちの涙を見ては、

話のネタにしてきたものだ。

 

 

今度は、

自分がネタにされるのかと思うと

なんとも複雑な想いである。

もう少し若ければどうだったか分からないが

いまは号泣の準備をしても致し方あるまいと思っている。

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。