▲2017年6月30日 初版第1刷発行
柯潔(か・けつ)、朴廷桓(パク・ジョンファン)ら
世界トップ棋士を蹴散らしたナゾの棋士「マスター」の記録
平日5日働いて
やっと週末がやってきた
やれやれ
今朝は、古い碁は一時封印し、新しい碁を並べた
といっても4年近く前の碁だから、古いか?
【リアル碁も、ネット碁も、視界良好、とはまいりませぬ
~ それにつけても、虎の穴恐るべし、虎の巻はAI の巻】
新型コロナ騒ぎで、外出自粛の碁キチ14人が
自宅でのんびり打てるネット碁「ふぃご村」を楽しみ、
友の会をつくり、メール交換会をしている。
わたしはメールのみのオブザーバー参加。
音頭を取っているのは、本拠地同好会の元会長で
“営業努力”により半年余りでメンバーが二桁を超えた。
友の会のメール談話室。最近の話題はAIの碁だ。
主要なネット碁の上位者の多くが、AIの力を拝借しているとか。
つまりカンニングである。
これに賛否渦巻いているが、わたしはさもありなん、と思う。
2016年春、AIが世界トップ棋士を圧倒してから、碁界は回天した。
その年の末から翌年初にかけ、「マスター」という覆面棋士が登場し、
日中韓のトップ棋士に60連勝した。
AI進化版が正体だったことが分かり、衝撃の第二幕となった。
棋譜は半年後に出版され、わたしも少し並べたが、ちんぷんかんぷん。
あれから3年半が過ぎ、AI研究はプロ棋士必須の勉強法になった。
最近話題のネット碁カンニング問題に刺激を受け、
またAIと人類最強との対局を、再び並べ始めた。
「ここは、この一手(以外にはない)」といっていた
これまでの常識が次々と覆されるような手が次々と現れる。
あたまで分かる、分からないのレベルではない。
並べる時、わたしは「体に染み込ませる」と念じるのみ。
しょせんネット碁、されどネット碁。
わたしは、顔の見えない対局に嫌気して“卒業”した口だが、
AIが一枚かんで、新しい興味がまた沸いてきた。
マスターの棋譜並べが、再びマイブームになりそうである。
碁のカンニング問題 ネット碁では囲碁ソフトを使って打つ“高段者”が急増しており、人気サイトで賛否が渦巻いている。人間より強い市販ソフトが1万円程度で入手できるようになったことの余波。