今度は、
幅はなくとも
高さがある形です
二つの石が中央に飛んで
しかも8目以上もあり
黒からの攻撃はムリです
以上、
「攻撃できない形」を
見てきました
まず「二眼(二部屋)」が
できるスペースがあるのか、
ないのかを見極めましょう
石数はともかく
「6目以上のスペース」があれば
全滅の危険はありません
このあたりにこだわることなく
主戦場を変えましょう
小事にこだわっては
大きな戦いに勝てません
盤全体で僅差でも
相手を上回れば
それでいいのです
◇
「幅」つまり根拠と
「高さ」つまり発展性と
どちらを優先するかといえば
まずは前者です
後者はその次の段階です
碁の布石は、
最初に「隅」から打ち始め
次に「辺」に展開し
それから「中央」へと向かう
この順が、基本のキです
むかしの碁(昭和~幕末)の碁を
並べて勉強するのが良い
と思うのはこのためです
AI全盛時代だからといって
身の丈に合わない手を打っても
後が続かないようでは
本末転倒でしょう
わたしは、現代、昭和、幕末の棋譜を
観賞し、並べ、自分なりに考えるのを
おうち生活の趣味にしています