囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

下馬評に惑わず

2021年05月14日 | ●○●○雑観の森

 

 

なんだかトホホの「ワクチン接種騒ぎ」 

 ~ 自分の事は

後にする?

先にする? の巻】

 

 


高齢者ワクチン接種の予約が始まり

すぐに予約できた人もいれば

三百回電話してもつながらなかった人もいる。

「かかりつけ医院」の前に百人以上が並んで

窓口予約しようとしている風景も目撃した。

 

その「かかりつけ医」だが

何年も「かかっている」にもかかわらず

「最近1カ月に来院された方のみ」

と断られ、

おおいに憤慨している人もいる。

 

国有放送ニュースによれば

紀州・和歌山の人口四百人の山村には

県から大量のワクチンが届き

若者までも1回目の接種が完了したとか。

まさか政権党幹事長の地元だからかしらん。

これが公平公平な政治の実相かと疑う。

 

とにかく予約段階での大混乱の失態。

高齢独り暮らし世帯には

一軒一軒打って回ることぐらいのこと

できませんかねえ。

 

政治家や大企業経営者の「ウラ接種」

それって、どうよ、と思いませんか。

幸せの国ブータンでは

素早く水際対策を採り

感染者・死亡者を最少限に抑え

国王自ら「国民全部の接種が済んでから

最後に私が接種を受ける」と明言。

さらに尊敬を集めているとか。

 

翻って、美しい国と言えば……。

 

ちなみに、私はまもなく前期高齢者だが

先輩たちが打った後でケッコウである。

 


         ◇

 


徳川時代の江戸城正門・大手門の前には

諸大名や旗本たちが下馬するところに

ちょっとした待合所があった。

ここは、お供の連中のたまり場で

主君が退出するまで待っていた。

 


退屈しのぎの話のネタはといえば

いずれも好奇心にひかされて

マル秘の城内のウワサ話となる。

想像を加えて、あること、ないこと

取り沙汰していたものである。

 


こういうウワサ話は「下馬先の評定」

といわれるようになり

略して「下馬評」と相成った。

 


これらは事情に通じないクセに

まるで知ったかぶりをして

アテ推量にて判断しては

「あれはこうなるよ」などと

面白おかしく脚色して語るのが

常となってゆくものだ。

 


しかし現代ではスポーツ関係では

下馬評も決してバカにもできず

プロ野球などでは下馬評を根拠に

オールスターゲームをやっている。

 

それはそれでありではあるが

やはりまつりごとの周辺においては

時と場合を考えていただきたい。

破廉恥なスキャンダルが多すぎる。

 

 



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