【批判や反批判を封印する「まつりごと」の危うさ
~ やがては全体主義に至る道 ~ 歴史から学ばぬか の巻】
斉を治めた景公の歴史的評価は高くはないが
安平仲という大臣を重く用いたことで知られる。
ある時、その帝が寵愛していた鳥を
誤って逃がしてしまった者があった。
景公は怒ってこれを罰せんとした時、
安平仲は、その罪をただして曰く
「この者には三つの罪がある。
まず一は、鳥を逃がしたこと。
次の二は、君に人を殺させること。
それから三は、鳥のために、人を殺す君を、人に笑わせること」だと。
すると景公は驚いて、
すぐに罪を赦したという。
◇
少しの邪心なく
ココロが潔白にして
道理が正しく
明白にして
偏ることなく
また邪曲や暗い影のないことを
「公明正大」という。
自らの内省によってのみ
その道を歩める者があったためしはない
としたものである。
さて新宰相には、
そういう臣下がありや、なしや。
まさか またもや
お追従(おべっか)の取り巻きばかりを集め
全体主義に至ろうとするのではあるまいな。
晏嬰(あん・えい、? ~紀元前500年) 中国春秋時代の斉の政治家。霊公、荘公光、景公の3代に仕え、上をはばかることなく諫言を行い、国の栄華を支えた。名宰相として評価が高く、晏平仲もしくは晏子と尊称される
▲ ▼ 屁理屈がダメなら、ダンマリか……
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