囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

大洪水と箱舟 ~ その後3

2021年01月19日 | 雑観の森/芸術・スポーツ

 

このごろ気になある巷の対局のあれこれ

 ~ 碁友を失うキケン行為。 の巻】

 

 

あまり神経質になるのもどうかと思うが

よろしくない所作・マナーを放置すれば

会全体が次第にゆるんでくるもの。

イヤ気が差して黙って辞めていく人もいる。

「三段、四段のマナーが特によくない」

というのが、ある高段者の感想である。

上げ底エセ有段者、とでもいうべきか。

 

心機一転で立ち上げた新「駅前碁会」は

入念局による試験・研究が主目的だが、

同時に「上質」を極める集まりとしたい、

という目論見が、わたしのなかにある。

会運営に協力的な紳士のみを集めたワケは

実験の趣旨に賛同してくれそうだから。

 

アマ碁会の同好会や碁会所、大会などで、

わたしが目撃してきたダメダメ行為

アトランダムに紹介する。

 

 

■多人数碁会で使う名札には、氏名、段級位などが書いてある

名札を確認し合い、お相手の名前を覚えることは親睦の第一歩

しかし、なかには「名札を着けず」に対局している御仁もおられる

自分で思っているほど、あなたの顔は売れていませんぞ

 

■対局途中で突然、感想戦が始まる人も少なくない

「あそこで、悪くしたなあ」「負けたなあ、この碁は」

それは投了ですか? 何ですか? 返事は要りますか?

悔しい気持ちは察するに余りあるが、みっともない行為

まず潔く、はっきりと負けを認めましょう

相手は無駄口に付き合うほど お人好しばかりではない

「負けました」と明言する潔さに、相手は敬意を払うものです

 

■「終わりましたね」といわれても

  →(ココロのなかで)「終わっちゃいないぞ」

ダメも詰めていないのに、何を言い出すやら

手入れが必要なところは まだありますぞ

ダメ詰め、手入れ、きれいに整地、互いに目視確認し、

それからですよ、感想戦なんてものは!

 

■整地は、練習してはじめて形になるもの。

盤上の中央あたりの小さい所をアゲ石で埋めていき、

「10目」「20目」「30目」の陣地と、残りハンパ空間を一カ所

これで相手も ひと目でトータルの目数が分かるのです

「えーと、7×8と、9×4と」 なあんてやっているなら

とてもとても、上級、有段を名乗る資格はありません

実戦や練習でやってないから、できないのである

やればできるし、やらねばならぬ、なにごとも

 

■形勢挽回がどうやったとしても不可能となり

「はい、ありがとうございました」といい

その次の瞬間、一方的に石を崩す――

なんて場面をみたことがありますか

感想戦をやれ とはいいませんが、

こんなこっちゃ、友を失うばかり

こどもっぽいあなたのことです

 

 

 

 



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