【ザル碁ヘボ碁あるある / いにしえの川柳、狂歌から】
このごろは
有段者でも平気で
〝待った〟をするようになりました
低段者(初段、二段)ばかりか
高段者(五段以上)にさえも
まん延するようになっては
いよいよ碁の世界も末法です
◇
この古川柳は
いつも待ったをされるので
用心でお尋ねすることにした
ということです
おそらく、
庶民にも普及した幕末あたりの
湯屋の二階あるいは長屋の風景
かと思われます
ヘボ同士の私的な遊びなら
これもアリではないでしょうか
古くからの気の置けない者同士であれば
「反則だ」「失礼だ」といきり立つのも
ヤボとしたものでしょう