真珠湾での特殊潜航艇による攻撃で散華された御英霊を黙殺する理由は何ですか?
2月度例祭の再配信を見ていたら、また、頭を抱えてしまう事柄に出くわしてしまいました。

ここ暫く、ずっと続いている特別解脱供養なのですが(悪い事ではないですが、大概にして欲しいです。我々会員の財布は打ち出の小槌ではありません)、今回は全部で11体で、「真珠湾空襲」による米国人犠牲者の解脱供養が含まれています。
御供養自体は結構なことなのですが、何で「真珠湾空襲」犠牲者の御供養というおかしな限定の仕方をしたのでしょうか?
ご存じの通り、普通は「真珠湾攻撃」と呼ばれている日本軍のハワイ真珠湾への奇襲攻撃では、航空兵力による爆撃等と特殊潜航艇による海中からの魚雷攻撃が平行して試みられました。真珠湾に向かった5隻の特殊潜航艇は戦果を挙げられないまま全て帰還する事ができず、乗員10名のうち9名が死亡し、彼らは新聞などで「九軍神」として大々的に讃えられ其の名は全国に轟きました。(1名は生存しており対米英戦における日本人捕虜第1号となっています。)
宗務局は何故わざわざ「真珠湾空襲」という殆ど聞いたことの無い表現を敢えて使い「九軍神」+生存者1名の存在を意図的に排除したのでしょうか?
確かに特殊潜航艇部隊が何の戦果も挙げられなかったのは事実で、彼らの攻撃による米国人犠牲者は居ません。「空襲」だろうが「攻撃」だろうが結果としては同じことです。しかし、「九軍神」+生存者1名の存在をまるで無かったかのように語るというのは彼ら御英霊に対する侮辱と言うしかありません。私の貧しいオツムでは、真っ当な理由が全く思いつきません。
それに「真珠湾空襲犠牲者」と言ってしまったら、別の問題が生じるのです。真珠湾に於ける「空襲」で亡くなった女性は、恐らく、全く存在しないからです。「真珠湾空襲犠牲者之霊位 米国人女性戒名」がさがっていますけど(笑)。
真珠湾攻撃時に犠牲になった女性は存在しています。日本軍航空機を狙った米沿岸警備隊等の砲撃が民間家屋等に落ちて女性・子供を含む多くの民間人が死亡しています。
ですが、事前の諜報活動のミスによる誤爆は有ったものの軍艦や軍事施設のみを攻撃目標としていた日本軍による「空襲」の女性犠牲者は多分居ません。ほぼ間違いなくゼロです。もしも居たなら、“日本軍による卑怯な騙し討ちによって亡くなった悲劇の女性”として米国のプロパガンダに利用され一躍有名人になっていたはずです。
「いや、『真珠湾空襲犠牲者』には友軍の流れ弾で死亡した民間人女性も含まれる」とでも言う気でしょうか。
だとしたら最初から普通に「真珠湾攻撃」と言えば良いのです。日本軍によるハワイ真珠湾に対する奇襲攻撃により生じた事象全てを指すと理解され得る一般的な「真珠湾攻撃」であれば、常識的な感覚の持ち主であるなら、日本軍を狙ったアメリカ側の砲撃で死亡した人々も其の犠牲者に加えるのが普通です。"友軍砲撃の流れ弾で死亡した人は「真珠湾攻撃犠牲者」に含まれない”などと言ったら却って屁理屈と受けとめられるでしょう。
ですが、誰に頼まれたわけでもなく自ら一般的でない「真珠湾空襲」なる独自の言葉を使ったら、文字通りに「空襲」其のものによる犠牲者のみを指すと考えるしかありません。
話を戻します。
宗務局が冷たい海中で散華された「九軍神」+生存者1名をわざわざ無視した理由は何なのでしょうか?
確かに何の戦果も挙げられなかったわけですが、存在しなかったかのように扱うというのは彼らに対する侮辱です。
理由の如何に関わらず、そんな姿勢で、「護国ノ御英霊の御供養がどうのこうの」と言う資格は無いのでは有りませんか。
ここまで書いて、もう飽きてきました。もう、よします。以上の文章は大人気ない言いがかりですね(笑)。
単に宗務局は知らなかっただけなのでしょう。特殊潜航艇部隊のことも、「九軍神」のことも。
そして、何あぁ~んと無く、本当に、何あぁ~んと無く、「真珠湾空襲」と言ってしまい、それをチェックすべき立場の人々も其の問題点に全然気付かなかった。ただ、それだけなんでしょう。
宗務局は「〇〇犠牲者の解脱供養をするんだ!」と我々会員に呼びかけご供養を勧めながら、その〇〇について基本的な知識も無くロクに調べてもいないということなんですね。
本当に心から〇〇犠牲者の御供養をしようという気持ちでやっているのか?と疑われかねません。
"「九軍神」+生存者1名を意図的に黙殺"というのより、こっちの方がよほど問題かもしれません。
それは、宗務局や阿含宗からドンドン人が離れ寄り付かなくなるはずです。