(2024年令和6年2月11日追記。
本日、阿含の星まつり現地に居た方からの情報によりますと、「お守り受付(宗務局としては「お守り販売」)」「護摩木受付(同じく、宗務局としては護摩木販売)」はいつの間にやらすっかり大人しくなっていて、呼び込みは殆どなかったそうです。やはり教団内外から嘲笑や批判を浴びて姿勢を改めざるを得なくなったのでしょう。ただ、やはり、一人二人ですが昔からお守り受付・護摩木受付をやっていたと思われるご年配の修行者さんが、参拝者に「お守り、如何ですか?」「護摩木、如何ですか」という声掛けをしていたそうです。
あと、15時頃には結界桟敷席はすっかり人影が減り、どんなに多めに見てもその時の参拝者は100人以下だったそうです。
参拝者が激減していますし、来られた方も昼頃までにサッサと参拝を終え下山してから京都駅周辺でゆっくり昼食というパターンが多いのでしょう。本山に居たらまともな休憩も昼食もとれませんからね。お昼を過ぎると参拝者が激減するのなら、もう、13時30分くらいに火伏せにしたらどうかと思います。
追記終わり。)
可能な方は是非お参りください。
私がまだ若く不良会員に成り下る前で「阿含の星まつり」には必ず修行参加していた時代と比較すると、今は参拝者が大きく減っています。
会員さんが激減していますから会員さんの参拝者が減少したのは当然のこととして、会員ではない一般参拝者も目に見えて数を減らしています。(ただ、外国人の方は僅かですが寧ろ増えているような気もします。)
私が思いつく理由は3つ有ります。
1つ目は「お守り受付」「護摩木受付」です。
宗務局からの指示でしょうが、お守り受付・護摩木受付のテントで担当修行者さんたちが「お守りいかがですかぁ!?」「護摩木いかがですかぁ!?」などと金切り声をあげて呼び込みをやっているのです。他所の神社仏閣でお守り等を扱う部署の人が大声で呼び込みをやっている光景など私は見たことがありません。私の知る限りでは日本中で我が阿含宗だけでしょう。
今はもうやっていないようですが、一時期は、修行者さんが駅弁の売り子さん(懐かしい。)が使う立売箱のようなモノにお守り等を乗せ、参道に立って参拝者に声をかけるということもやっていました。初めて見たときには我が目を疑い、確認し、ショックのあまり卒倒しそうになりました(笑)。
不良とはいえ会員の私でさえ「仏教団体としては有り得ないそんなことを、何で?」と思うのですから、会員さんでない一般参拝者にはとんでもない悪印象を与えていると思います。「ああ、阿含宗の信徒になるとこういうナリフリ構わない“お守り売り・護摩木売り”をさせられるのですね。釈迦の真実の教えだの完全仏教だのと偉そうなことを言ってるけど阿含宗ってロクな所ではないですね。」そんなふうに思う人が大多数でしょう。どう考えても好印象を与えるはずがありません。
宗務局にとっては仏教団体としての品格なんぞより、沢山人が集まる機会を捉えて1円でも目先の数字を上げることが何より大事なのでしょう。
せっかく阿含の星まつりに関心を持って参拝に来てくれたのに、このせいで阿含宗にすっかり幻滅し「もう、こんな所には二度と来るものか!」と思われた人も多いと思います。
2つ目ですが、コレは現在では状況が変わっているのですが、大半の一般参拝者の参拝がとにかくキツかったことです。
阿含の星まつりには参拝者用の駐車場は一切ありませんので、一般参拝者の殆どは京都駅近くから出るシャトルバスを利用して頂くことになります。このバスは、今年からは総本殿の比較的近くに停車するようになったそうですが、昨年までは五条広場という場所でした。この五条広場で降りた参拝者の方にはそのあと結構な“難行苦行”が待っていたのです(笑)。二基の護摩壇がある結界までかなり急峻でそこそこ距離のある階段(しかも大半が未舗装の砂利道)をエッチラオッチラ登らないといけないのです。若い方でもかなりキツイです。
ご高齢の方がその階段を見上げて参拝を諦めたということもあったそうです。
先ほど触れたように、今年からはシャトルバスは総本殿近くに停まるようになりました。護摩壇のある結界まで若干距離はありますが結界近くまではほぼ平坦な舗装された道です。結界手前で急な下り坂になります。帰りには結界からその坂を上がるためだけの「お助けカー」(?)とかいう名前の車両を無料で利用できます。さらに今年からは、結界や総本殿など主要なポイントをユックリ巡回する無料小型バスの運行も始まるそうです。足腰がキツイので無理と思っていた方は参拝を検討してみてください。
さっきのご高齢の方の話は、参拝者が一番多かったと思われる昭和の終わりから平成になりたての頃に五条広場(当時は「国道広場」と呼ばれていたそうです。)で修行したことがある法友から聞いたのですが、その方によると、その頃には、参拝が終わり帰るときにも別の難行苦行が待っていたそうです。
京都駅近く行きの下山バスに乗ろうという人々が五条広場に大行列を作り、最悪では1時間30分近く寒風吹きすさぶ中で立ったまま待たされてたそうです。当然、参拝者の方々から苦情・罵声の嵐で大変だったそうです。そういう状況が何年か続いたとのことです。結局、バスの台数が足りなかったということになりますが、何で増やさなかったのでしょう。増やしはしたが、金をケチって中途半端な補強となり結局追い付かなかったのかも知れません。
幸い、現在はそんな混乱は無いようです。参拝者が減ってますからね(笑)。
一般の参拝者の方々は山伏修行に来るわけでも冬山登山の予行に来るわけでもありません。有り体に言って物見遊山ですよ。行きも帰りもそんな難行苦行をさせられたら「もう、こんな所には二度と来るものか!」と思われても当然です。
3つ目は、ゆっくりくつろぎ温かい飲み物や昼食をとれる暖かい休憩所が無いことです。
参拝者休憩所というのが全山に何箇所か設けられますが、横幕が張られたテントの中に地面に直にパイプ椅子が並べられストーブが何台か設置されているだけのものです。天候が良く比較的暖かければ問題ないのですが、寒い日だったりすると地面から伝わる冷たさや隙間風がツライです。
見慣れたお茶・コーヒー等の温かい飲み物を売る自動販売機もありません。温かい食事をとることも出来ません。
阿含宗の関連会社である光和食品のブースが近くに有り、そこで温かい飲み物を提供してはいますが、コカ・コーラ社などのその辺でよく見かける商品ではなく自販機商品より割高です。(まあ、良い水・材料を使っている製品ではあるのですが。)食べ物も売ってはいますが、おにぎりやアンパンとかお土産用のチョコやお饅頭とかで、一般的な縁日や屋外イベントで提供される、そして寒い時に食べたくなる温かい焼きそばとかラーメンとかカレーなどは無いのです。
シンドい思いをして参拝はしたが、何処へ行っても寒いばかりで、ゆっくりくつろいで温かい飲み物や昼食がとれるような暖かい場所が無いということでは「もう、こんな所には二度と来るものか!」ということになっても仕方ありません。(総本殿は空調が効いていますが、入るには拝観料が何百円が必要で、やはり飲み物の自販機等は有りません。)
宗務局や関連業者やマスコミ等招待客の為の諸施設も同じような状況であるなら、まだ理解できます。しかし、それらの施設はテントではなくしっかりとしたユニットハウスなのです。隙間風は入らず暖房の効きも良いはずです。飲み物や食事についてはよく判りませんが多分「おにぎりやアンパン」ということはないと思います。
お助けカー(?)や無料巡回バスのようなものも出てくるのですから当然例外もあるようですが、一般の参拝者が阿含の星まつりに来てどんな思いをしどんな感想を持つか、言い換えると、来年もまた参拝に来たいと思ってくれるかどうかに宗務局は関心が無いのでしょう。阿含の星まつりに人々が寄り付かなくなるのも当然です。
私がここで指摘した問題点を改善したとしても、一般参拝者が直ぐに戻って来るということはないでしょう。(他にも私が思い及ばない理由があるでしょうし、過剰なブータン色も奇異に受け取られていると思います。)いったん広まった悪評やネガティブなイメージは簡単には払拭できません。
そもそもその前に、今のような形の阿含の星まつりは出来なくなりそうな気がしますが(笑)。