阿含宗不良会員の呟き

阿含宗不良会員の呟きです。 神仏と開祖を信じ修行してるつもり。
宗務局は知らんけど。不良会員なんで(笑)。

阿含宗 お天気が破滅のカルマに勝利した証だそうです。

2024年11月26日 01時51分28秒 | 日記
 阿含宗報466号に11月3日に開催された柏原聖地での上品上生大柴燈護摩供の記事が載っていました。
 その中に在る下記のような文章を読み、またしても嘆息してしまいました。

(前略)台風の影響を退けて開催できたのは「熊野大柴燈護摩供」でご縁を結んだ熊野大神(くまののおおかみ)と同地の御精霊、同法要へ出陣された各道場の不動明王のおかげとした上で、「本日の晴天、勢いのあるお護摩こそ、カルマに勝利した証です。熱い想いを源に、本日は修行者全員が須陀洹(しゅだおん)となって出仕し、乾坤一擲(けんこんいってき)の大勝負に勝利しました。
 しかし、カルマの力は強く、今後も私たちは頑張らなければいけません。」

 その熊野大柴燈護摩供は雨でしたよね。台風あとの熱帯低気圧の影響が有ったわけでもないのに普通に雨でしたよね。中継画面でも微かにですが雨線が見える時が有るくらいの雨でしたよね。南海トラフ巨大地震除災というテーマを掲げた熊野大柴燈護摩供の後、南海トラフ巨大地震の危機や破滅のカルマがどうなったかについては例によって何の言及もありませんでしたが、実は破滅のカルマに負けていたのですね。知りませんでした。
 それとも「いや、ちゃんと勝ってる!天気なんか関係無い!」とでも言うのでしょうか。
 まあ、まだ半年しか経っていないのに、熊野大柴燈護摩供当日の様子など念頭に無くなっていたということでしょう。

 宗務局の「破滅のカルマがー」というのは、仏界の開祖からの御指導とかに依るものではなく、その日のお天気などをもとに(笑)自分たちの判断で言ってるということを現地修行・現地参拝・ネットワーク参拝の多くの会員さんの面前で白状してしまったことになります。結構な重大発言なんですが、良いんですか、コレ?

「本日は修行者全員が須陀洹(しゅだおん)となって出仕し」。当日現地修行した人は、それで、全員須陀洹になったのですか?まさかね。そんなわけないでしょう。

 「しかし、カルマの力は強く、今後も私たちは頑張らなければいけません。」破滅のカルマに勝利したと言った直後にコレです。結局、破滅のカルマはどうなったのですか?
 もしかして、破滅のカルマとの戦いって、得失点を争って勝敗を決める野球やサッカーのようなゲームみたいなモノなのですか?「破滅のカルマとの最終決戦」「破滅のカルマとの前哨戦の年」「破滅のカルマとの本戦の年」「乾坤一擲の大勝負」等々は、テレビ朝日の「絶対に負けられない戦いがそこにはある」みたいなモノなのですか?だとしたら一応辻褄は合ってきますけどね(笑)。
 まあ、さすがにそういうことではないでしょう。
 破滅のカルマなんて、結局、人類というかこの世が続く限り、時期や状況によって大小は有るものの常に存在するもので、局所的に一時的に多少軽くすることぐらいのは出来るかもしれませんが、我々阿含宗信徒が束になって神仏に御供養を捧げ祈ったところで其れ自体を完全に抑え込むことなど端から出来ないわけです。ですが、破滅のカルマと戦い或る程度制圧した、つまり「勝利した」。でも、また破滅のカルマはムクムクと復活するから、もっと頑張れ。そういうことでしょう。
「破滅のカルマとの最終決戦(沖縄大柴燈護摩供)」の後に例祭か何かで「破滅のカルマとの最終決戦に勝利した」との発言が有り、其の後2年程は宗務局から「破滅のカルマがー」という言葉を一切聞きませんでした。この時期は、破滅のカルマを完全に押さえ込んだという建前だったわけです。何しろ「最終決戦」とやらに勝利したことになっているので、そうするしかありません(笑)。
 破滅のカルマを完全に制圧するなんて無理という当たり前の事に今頃になってやっと気付いたのでしょうか?
 いや、というよりも、年中「破滅のカルマとの戦いだ!破滅のカルマに勝利した!でも破滅のカルマは手強いからもっと頑張れ!」と何も考えずに繰り返し言い続けられる御都合の良い方に路線変更したということなのでしょう。

 一向一揆犠牲者御供養や南海トラフ巨大地震除災祈念のお護摩を焚くこと自体は結構なことで、私も基金等への参加をさせて頂きましたが、もう少し「スマート」に出来ないものなのでしょうか?




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