GW最終日は徳島県の祖谷渓・大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)へ行きました。
旅行業務取扱主任者の勉強をした時に名前は知っていて、
ふざけた名前だな~、なんて思っていましたが、
「大股で歩いても、小股で歩いても危ない」という由来を知り、
その通りの景観の地名だということがわかりました。
道を進むにすれ、吉野川の水が緑になっていき、
切り立った山々に民家が点在し、まさに『秘境』だと思いました。
この地には、平家の落人伝説があり、屋島の戦いで落ち延びた平家の落ち武者が
追手から逃れるためにこの山奥に隠れ住んだそうです。
かずら橋。
水上14mの上に架かる吊り橋。
平家の落人たちが、追手が迫ってきてもすぐに切り落とせるように
カズラの橋を架けたそうです。
意外にも橋の板の隙間が広く、歩くたびにゆらゆら揺れて、
途中、風もふいたりして、嫌な汗をかきました(^_^;)
「あめご」(→阿波弁でやまめのこと)の串焼きを食べて
少しだけ川遊び。澄んだ水に癒されました。
祖谷そば。
つなぎをほとんど使っていないおそば。
身体にとってもよさそうです。
平家の落人たちが、追手が迫ってきてもすぐに食べられるように
短く麺が切られているそうです。
川をまたいで鯉のぼりが飾ってありました。
道の駅大歩危にある、妖怪屋敷。
児啼爺。
厳しい自然の中で生活していく中で、
事故や奇妙な現象が多くあり、
様々な妖怪が住んでいると、言い伝えられているそうです。
切り立った山々。
新緑が美しい季節でしたが、厳しい面も少しだけ見られ、
こんな山々に神様が住んでおられるのかなぁ...?なんて思いました。
トップの写真は、断崖に立つ小便小僧。
車ですれ違うのもやっとなほどの断崖の小道を進み、
崖側の助手席の私は緊張しっぱなしでした。
やっとたどり着いた小便小僧の像から見下ろす谷底も
生きた心地がしませんでした(^_^;)
昔、地元の子供たちがここで度胸試しをしていたという話から
この像が置かれたそうです。
もしその子の母親だったら、完全に「やめて~っっ(涙)」ですね(汗)