メンタルケアを実践していく上で、多重のフォロー体制が必要です。
同僚同士、上司部下、さらに企業内の最上位相談相手、そして、外部の力です。
(社内の問題は、外部の方でないと、言いにくいですし、判断に偏りが生じます)
この多重化の構造がないと、ケアが完成しません。
途中の段階の人たちは、いわゆる町の診療所の役割で、「手が終えない場合は、迅速に上位機関に委ねる」判断が必要になります。
自分のスキルレベルを超えて、いつまでも対処すると、大変なことになります。
そのためにも、皆が正しい知識を持ち、トラブルを発見し合う環境が職場では大切になります。
日常生活における、プチカウンセリング、プチケアが必要です。
人間力の定義で別途記述しますが、職場の人たちの人間力・幸感力(幸せを感じる力を指す造語です)が高まると、いずれケアが必要なくなります。
そうすると、ケアが社外に向きます。伝道師の誕生です。
多重構造だけにとどまらず、これらのネットワークが広がると、どんどん相談相手が増えます。
世の中に伝播し、どんどん争いごとが消えていくと思います。