会社の経営って、なんだろう?
26歳の時に数名でコンピュータソフトウェアの会社を作りました。1987年のことです。
そのころは、ただただ夢中に
派遣をやらず、こだわってお金を儲けよう
派遣中心からエンジニアが満足できるよう、この業界を変えよう
自分たちで仕事を創り出せる、ソフトウェアメーカになろう
などと夢を持って、本当に思い通りに楽しくやっていました。
何年も経過し、規模も少しずつ大きくなるにつれて、社員さんに「会社の行くべき道」を指し示す必要が大きくなってきました。
社員さんが、「会社が何をしたいのかが解らない」「この先どうなるのか見えない」と言っている噂などがちょくちょく聞こえてきました。
そのあたりからです。
「自分は、どうなれば嬉しいんだろう?」と考えはじめ、1年ほどかけて色々と考えていました。
まずは、自分が楽しく、嬉しく語る未来でないと、優秀な社員さんを巻き込み、引っ張っていくことはできません。
今、たどり着いたのが、「幸せになりたい」でした。突き詰めていくとみんな「幸せになるために生きている」という感覚でした。
地球は、次元がシフト(上昇)すると言われています。自他が一体になり、愛にあふれます。そういう人が社会にあふれてきたとき、生きていける会社は、どんな会社(集団)でしょうか?
経営者とは、「先を見る目」を持ち「皆を巻き込み、導く」ことを得意とする人物がやるべきだと私は思います。
そもそも経営者がエライわけではありません。経営者だけでは何もできません。たまたま「こうやりたい」想いが強かっただけで、会社ができてしまいます。
ですから、tobiraさんの本にも書かれているとおり、アボリジニの生き方のように、「誰もが得意なことがあり、だから、生きていることですでに大きな価値がある」と思います。
経営者と社員には、優劣はありません。得意なことが違っているだけです。
そうすると、いわゆる上層部の所得が高く、現場で働く人の所得が低いのがおかしなことだと感じてきます。
大抵の企業では、現場の若い世代が低い所得で働いてくれるおかげで、上層部の所得を高く設定する構図になっています。(日本はかなりましだと思いますが)
「お金がほしい」という気持ちを原動力に働くと、幸せになりたかったのに、お金が目的になってしまいます。お金も道具なので、道具を手に入れることを目的にしてしまっていることになります。何かをやるために道具が必要なだけなのに。
こういった、考えや波動がここ数年間で急激に増えてくると思っています。
そうすると「先を見る目」で考えたときに、今の経済社会のありかたをベースに会社(集団)を形成し続けると、破綻をするだろうと考えるようになります。
私が思う経営の視点は、上記のようなことですが、過去の経営の多く(昔の私も含めて)は、
何がはやるか?
何が主流になるか?
伸びていく(儲かる)市場はどれか?
だったと思います。
もう、それだけでは、やっていけそうにないと感じています。
これが、今の私が行き着いた場所でした。
久しぶりに読んでいる船井幸雄さんの本に「アセンションする地球 だからこれからこう生きよう」がありますが、(当たり前かもしれませんが)とってもわかりやすく、記述されています。
呼野です。
記事の内容、深く共感いたします。
では、またお邪魔します。