ゆっくり、のんびり、あせらずにやるしかない

波乱万丈な日々も落ち着いてきたと思っていたら
母がアルツハイマー型認知症になりました。

今日は父の命日

2006年04月02日 21時00分34秒 | ひとりごと
今から14年前の4月2日の朝父は亡くなりました。

夜中から容態が急変して親戚一同が集まっていましたが、

みんな勤め人一回うちに帰って職場に連絡してから出直すと居なくなり、

私と母と母の妹父の姉の4人だけになったとき

先生と看護師さんが飛んできました。

最後の時が来たのです。

父は大きく深呼吸を一つして亡くなりました。

白血病で8ヶ月間の闘病の末のことでした。

本当に悲しい時は涙が出ないものです。

悲しみに浸る暇もなく母は葬儀の手配、

私は父の側に居ることを許されず父が家に帰るための準備に

家へと連れて行かれました。

ちょうどこの頃[笑顔君がお腹にいて切迫流産で入院]していたので、

家の中は散らかっていました。

その片付けの陣頭指揮をしなければなりませんでした。

病院で亡くなるまで高い熱があったので身体をなでた時は暖かかった父、

しばらくして父は親戚の人に抱きかかえられて帰宅しました。

もう、冷たくなっていました。

田舎でしたので家で葬儀をするのが当たり前でした。

次から次と連絡を受けた人たちの弔問がありました。

みんな涙を流していました。

私は、あまりのことに泣けませんでした。

妊婦だったためすべての儀式に参加する事もなく

ひとりぽつんと家で留守番をしていました。

すべてが終わって親戚の人たちが居なくなってから、

父の死を実感できたようなきがします。

母と二人で泣いたのは半年もしてから

音楽のテープを聴いてこの曲好きだったよねと思い出話をした時だった。

悲しみに浸る暇もなく[笑顔君の妊娠で]喜びが先に来ていたのかもしれません。

安定期に入ってから初めて父のお墓参りをしました。

その日から毎晩父の夢を見ました。

不思議な夢でした。身体の具合が悪い時に良く見ます。

実は私と笑顔君は危ない状態だったのです。

2人とも死にかけたけど生きています。

父が守ってくれたんだと思っています。
コメント (1)
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