がぶろぐ

非運動系のボーダーコリー「がぶ」。
小柄で巻き毛でビビリだけど、リッパな家庭犬目指して頑張ります!

カイヌシバカの想い

2008-08-30 15:30:58 | カイヌシバカの想い
がぶは小さい頃、結構大変なイヌでした。



アマガミはひどく、ビビリなくせに絶対に仰向けにはならない。
スイッチが入ると家中狂ったように走り回る。
暴れん坊で臆病で、服従心もない。
もちろん犬種も違うけど、盲導犬とは正反対の性格で、
カイヌシに歯向かうこともしばしば。
がぶつかい子も度々泣かされていました。

がぶはもともと、がぶつかい子とその両親のペットロスがきっかけで、
迎え入れることにしたイヌでした。
少しでも心を開くきっかけになればと。

僕は
「がぶに嫌われてもいいから、しっかりと躾をしよう」
と思いました。

実際、結構厳しかったと思います。
しつけ方教室にも行きました。
がぶに関わってくださるみなさんのおかげで、
今ではだいぶよくなった、と思います。

少なくとも今では、僕の言うことは必ず聞きます。
なにかあれば、僕の意見を確認するようにこちらをみます。
どんな新しい場所に行っても、僕と一緒なら平気で歩きます。



「信頼関係」

といえばかっこいいけど、そう表現するには、まだ何か足りないような気がします。

「このコはただ僕が怖いから言うことを聞いてるだけではないか」

最初はそれでいいと思っていたんです。
1日おきに一緒に出勤して、
毎週末にはいろんなところへ連れて行くという生活。
一緒に過ごす時間が増えれば増えるほど、
意思疎通ができるようになればなるほど、
欲張りになってしまいました。

「やっぱり僕のことも好きでいてほしい」

僕は自分が幼い頃からずっとイヌと一緒の生活をしてきました。
命の始まりも別れも経験して、イヌとはこういうもの、
イヌとの生活はこういうもの、とわかった気でいたんです。
もちろん、どのコもかわいかったけど、
今考えれば、どのコも僕のイヌではありませんでした。

「だれの」という言い方はおかしいかもしれないけど、
がぶは僕たちの最初のイヌです。

「ケモノのぬくもりを知った者は、それなしでは生きて行けない。」

ある尊敬する獣医師の言葉ですが、
実際、これからの人生の中で、別なイヌも飼うと思います。
でも、がぶが望む限り、
がぶのカイヌシであることをあきらめたりはしません。

そして望んでくれるなら、
がぶが見る最後の光景に、僕は入りたいと思っています。



理屈っぽい僕は、
死後の世界や不思議なものなどは一切信じてはいません。
だけど、もし「虹の橋」というものがあるなら、
がぶにはそこで待っていてほしいと思うのです。



そして、ほんの少しだけ遅れてくるがぶつかい子を、
フタリで待っていたい。
と、本気で考えたりします。

そしてそうなれるよう、
これからも「いい飼い主」目指して頑張ろうと思うのです。


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27 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
幸せ者のがぶくん (みるくママ)
2008-08-30 17:50:32
がぶくんに対する想い がぶつかい子さんに対する優しさが伝わるいいブログでした。
(いつもふざけてる自分が恥ずかしい・・)
「虹の橋」初めて知りました。勉強不足ですね。
そして 自分でも驚くほど泣きました。
いつか みるくもそこに行くのでしょうが、やっぱり
ゆっくりと生きて欲しい! 我が家でもみるくに言ってます。「ゆっくりと年をとって欲しい」いつまでも
子どもだと思うのは こんな気持ちの表れかもしれませんね。
今回のお写真とてもいいですね!!特にがぶくんとがぶつかいさんのツーショットがとてもステキです。
カメラマン(がぶつかい子さん)が上手なのかなあ?!(笑)
ほんとにすてきなお話しありがとうございました。

*「わんわん運動会」は毎年この時期にあるみたいですよ!!
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みるくままさんへ (がぶつかい)
2008-08-30 18:23:46
こんな長い独り言にお付き合いくださって、本当にありがとうございます。
たぶん、みなさん同じ気持ちなんだとは思うんです。
でもなかには心無い方の無責任な行動で、悲しい思いをしてるイヌはたくさんいるんですよね。
がぶには決してそんな思いはさせないと思っています。
「虹の橋」は僕も会社の事務所で初めて読んだのですが、嗚咽がもれそうになるのをこらえるのに必死でした。
いいお話ですよね。

がぶつかい子は、基本不器用なので(やべっ)たいていは心霊写真だったりするのですが、時々でるそれは、まさに奇跡か、というものを撮ってくれます。
もちろん、見るヒトが見れば(誰がみてもかもしれませんが)全然ダメなのはわかってますが、僕は気に入ってます。
ほめてくださってありがとうございます。
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Unknown (はなちゃんママ)
2008-08-30 18:55:14
こんばんは。
パピー時代のお話、まるでうちのはなちゃんのコト?!と思ってしまうくらい、我が家でも同じような苦労をしました。
でもその苦労があってこそ、かけがえのない家族になれたような気もします…。
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涙が とまりません (ジャネット)
2008-08-30 19:13:04

読み終わらないうちに
号泣で 今も 涙流れてます(|||_|||)

自分の息子の事とタブってしまって…

普段は 何気なく過ごしていても いつかは 別れが来る。 うちの場合は わたしが 先 なんですけどね… 考えたくないですよねヾ( ´ー`)
その時が来るまで
精一杯 ☆彡☆彡
尽くしてあげたいです。
私事で スミマセン
久しぶりに 主さんの お姿 見れて 嬉しいです!
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はなちゃんママさんへ (がぶつかい)
2008-08-30 20:44:53
ありがとうございます。
そうなんですか?
はなちゃんがそんなコイヌだったなんて、オドロキです。
お利口なのにこしたことはありませんが、確かにそういう時期があることで、余計にいとおしく感じたりするんでしょうかね。
がぶもはなちゃんくらいの年齢になったら、同じくらいお利口になったらいいなぁと思います。
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ジャネットさんへ (がぶつかい)
2008-08-30 20:56:26
ありがとうございます。
ぼくはまだ経験がないので分かりませんが、子どもにも対しても同じ気持ちなんでしょうかね。
しかも子どもの場合、自分が先にいなくなってしまうので、余計にいろいろ考えちゃいますよね。
イヌは最後まで面倒をみる対象ですからね。
例えば一生甘やかして暮らすこともできますが、子どもはそうもいきませんものね。
結局今でもいろいろ分かった気でいるだけで、知らないことばかりです。当たり前ですけどね。
これからもよろしくお願いします。
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Unknown (YOUMI)
2008-08-30 21:05:43
はじめまして。いきなりですが、感動してしまいました。我が家のボーは、里親として、半年で迎えました。初めて犬を飼う我が家、とくに私は、あまがみや、犬の突進、散歩の引っ張り、など泣く日も度々でしたが、なぜか、この子に二度と寂しい思いをさせたくないと思い、必ず思いは伝わると信じて、日々を送り一年半がたちました。思いすごしかもしれませんが、甘えてくれたり、指示待ちしたり、守ってくれたり、してると思います。私も辛いだろうけど最後の光景に入りたいです。ツーショットの写真、コメントなしで、十分思いが伝わるくらい、素敵な写真です。
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YOUMIさんへ (がぶつかい)
2008-08-30 21:31:50
はじめまして。
長文にも関わらず読んで頂き、さらにコメントまで下さってありがとうございます。
里親だなんて素晴らしいですね。
うちの実家にいたイヌのほとんどは、迷い犬や他人から引き取ることになったイヌでした。
みんないいコでしたが、やはりどこか影のあるコもいました。
そんなコには、二度と悲しい想いはさせたくないと思いますよね。
でも最初からボーダーとは大変でしたでしょうね。
僕も今までの中で、がぶは体力的にも一番大変だったように思います。
いまだに引っ張りは抜け切ってません。
最後の光景への想いは、先代への想いもあるんです。
がぶのときは、どんな辛くても、入りたいと思ってます。
写真もほめて頂いてありがとうございます。
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分かりますよ (タコサユ)
2008-08-30 22:00:28
家は猫が2匹いますが、友人から

「猫が死んだら、お前は廃人になりそうだ。」

と、言われております

この前の記事で、先代の話が出てて

「ジョンちゃんだったか?」

と、思って見てましたが。

私はよく知らないですが、職場の上司が1番の犬派で今でも話に出る事があります。

家は猫なので、甘やかし放題と言うか、向こうの方が偉い感じですが。

犬は信頼できる相手に、身をよせる方がストレスも溜まらないそうですし、きっとがぶつかいさんに信頼と愛情を寄せていると思いますよ。



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タコサユさんへ (がぶつかい)
2008-08-30 22:25:19
共感を寄せて頂きありがとうございます。
大切と思える存在がいる人は、きっとみんな同じ想いなんですね。
ジョンのこともご存じなんですね!
ジョンだけでも実は2代いるんです。
そして2代目ジョンは今も実家で元気に暮らしてます。
記事やコメントで出て来た先代とは、がぶつかい子の実家にいたハチのことでした。
本当にがぶから信頼と愛情を寄せてもらえるように、頑張ります。
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