「組織球肉腫」
大学病院で出された、もっとも可能性の高い病名。
最終的には組織検査が必要だけれども、
1ヶ月まえの健康診断の結果や数日前の血液検査の結果、
ここ数日の急速な体調の悪化などを考えると、
おそらくこの可能性が一番高いだろうと。
僕は今までこの病名を聞いたことがなかったのですが、
大型犬に多いらしいですね。
そして、ものすごく進行の早い病気だそうです。
発覚してから、数日から長くても半年。
もしこの病気だったとして、抗がん剤が効く可能性は50%。
今回、がぶの場合もこのままだと1週間だろうと。
「もしくは・・」
と、続けられた時には、
もしかしたら回復する可能性のあるものが告げられるんじゃないかと、
一瞬期待してしまいましたが、
聞こえてきた言葉はいわゆる「ガン」でした。
もともと延命治療はしないと決めていたワレワレ。
それでも今回の体調悪化の原因が出血で、
もし外科的手術で出血を止められる可能性が少しでもあるなら試したい、
ということで受診した僕としては、
もう選択の余地はありませんでした。
最初の問診では、血液検査やエコーを行い、
場合によっては腫瘍に針を刺し、採取できた細胞を顕微鏡で観察する細胞診やCTを撮り、
総合的にみて、どんな病気かを調べるということでした。
おおよそ半日の待ち時間。
その間、考えていたのは、CTまでたどりづけるだろうか、ということでした。
今までやってきたことと同じ検査までしかできず、
「最終的には組織検査が必要ですが、おそらくガンです」
と言われることが一番怖かった。
今考えれば、僕が欲しかったのはセカンドオピニオンではなかったんだと思います。
出血を止める手術が出来るかどうか。
出来るなら可能性が低くてもして欲しい。
その一点だったんだと思います。
なので、せっかくここまで来て、今までと同じ検査しかできず、
そのまま何もできずに帰ることになっていたら、
きっとここまで納得した見送りはできなかったと思います。
実際には担当の先生が、がぶの現状をみて、
検査に時間をかけていられないということと、
まるで動けない状態だったということもあり、
麻酔なしですぐにCTを撮ってくれたようです。
結果的に出された診断は「手術はできない」ということで、
僕の望んでいたものではありませんでしたが、
現状を理解するだけの十分な情報をもらうことができて、本当によかったと思っています。
一ヶ月前に受けていた健康診断も本当に良かったと思います。
これがなければ、いつ頃から病気が始まっていたかの予想もできず、
今回の診断も理解できないまま、慌てふためきながら、悪あがきをしていたかもしれません。
そしておそらくこれが半年前に受けていても、何も出なかったんだろうと思います。
もちろん、ちょっとしたサインがあったから、この時期に健康診断を受けたのですが、
本当にいろんなことが必然だったように思います。
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明るくなるような画像もないので、過去のオススメ記事をご紹介。
少しでも笑顔になっていただけたら幸いです。
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