「ワーイ。こんにちは。元気?
1ヶ月ぶりのご無沙汰です。」
(あれ?いつも玄関まで 出迎えてくれる
お母さんが いない。
シーンとしてる。どうした?)
「ウルサイ!奇声を発するな!奇声を……ゥゥゥ」
(弟だ!ヒャァァ…顔が蒼白 引きつっている。)
「統合失調症の発作だな!」
(私が?とにかく 平静をよそおわなければ…
とにかく上がろう。上がって行こう。)
「お父さん?お母さん?元気?」
(顔も上げない。何があった?
とにかく 椅子を持って来て 座ろう。)
「お父さん。お母さん。お寿司 買って来たよ。
ハイ どうぞ。さぁ、食べよう?
お父さん 冷えた缶ビールどうぞ。
お母さん 麦茶 コップに入れるね。」
「オイ!アンタ!その!話し方!変!
普通に話しな!
その顔!変!不気味だぞ!」
「ナンダヨ!コノ!スシは!
タッタ 6巻で千円?!
コンナモノ!食って!放り出せば!
コンビニの100円握り飯と!何もカワラナイ!」
(ご馳走になっておいて 文句言っても
迫力ないぞ ちゃぶ台返しも出来ないくせに。)
「クーヤ!憎まれ口叩いても、嫌われるだけ 損だよ!」
(お父さん、かまっちゃ ダメだよ。)
「バ〜カ!バ〜カだなぁ!」
「クーヤ!そういう事を言うのは 損だよ!」
「バ〜カ!オレが おせーてやってるんだよぅ!」
「バカって言われて喜ぶ人は どこにも居ないよ?」
「バーカ!誰も言って くんないだろぅ?!
誰もバカだって おせーては くれないだろ?
だから オレが おせーてやってんの!
バカだって 言ってやってんの!
おせーてんの!バカだって!エェ?
モ・ウ・ロ・ク・シテンナヨ!エェ?」
(美味しいお寿司も 石でも食べてるようで
なんの 味もしない…)
(;´д`)トホホ…