外資系OLの香港生活

趣味に関するあれこれや、香港での海外生活ならではのことを書いてみたいと思います。

月餅

2015-09-10 | 海外生活
お仕事でおつきあいのある方から、とても素敵な月餅を頂きました。

中秋節のご挨拶です。

箱もとっても素敵です。


女の子に生まれたことについて

2015-09-08 | 日記

女の子に生まれてきて苦しい思いをしたことがある人はいるでしょうか。

私はいまもそのことに戸惑いながら生きています。
男の子として生まれて来たかったというのではなく、女性として生まれてきたことからの選択肢の多さに戸惑っているのかもしれません。

東電OL殺人事件は過去のことになってしまったかもしれません。きっと知らない人もたくさんいるでしょう。
それでもいまでも彼女に多かれ少なかれ共感を持つ女性はいると思うのです。

私の中で、彼女は女性なのに男として生きて行くことに窮屈さを感じ、自分のなかの女性の部分がおざなりになってむしろ暴走してしまうようなアンバランスさを持った人に感じます。
きっとものすごく真面目でまっすぐな人だからこそ、そのアンバランスさを適当に受け止めることができなかったのではないでしょうか。

私のようにいい加減に受け止めていても、時にこれ以上どう付き合っていったらいいのだろうと迷うことがたくさんあります。

子供の頃は、ただただ勉強をしていい子でいればよかった、ときには男の子よりなんでもできて褒められることもたくさんありました。
だけど大人になるにつれて社会に出て働きはじめると、男性の方が優遇されたり、男性優位を感じることは多々ありました。女性でいるからこそ、若いことや綺麗なことが評価されたり、家庭的であること、従順であること、そういったものさしで測られたり自分を測ったりし始めることがありました。

仕事でも成功してほしい、妻になり、母になり、美しくあり、若さを保ち、すべてを持っていたい。そういう数々のものさしがあり、願望があり、迷ったり疲れたり、もう考えるのを辞めてしまったりしているうちに今の私になっているような気持ちになります。
そして、私は今の自分にまったく満足してなかったり、あれが欠けているこれが欠けていると不満になったり不安になったりしてきました。

なんて生きづらいところに自分を置いてきてしまったのでしょうね。

もし、あなたが女の子に生まれて、ふと、どんな女性として生きて行くかに迷いを持つことがあったら、こんな風に不器用に生きている私もいる、そしてまっすぐにぶつかりすぎて傷だらけになっている先輩もたくさんいるということを頭の片隅に入れておいてください。そしてそんな人たちがいるということを知って気持ちが少しでもラクになってくれたらいいなと私は思います。

悩んだり立ち止まったり、考えることから逃げてしまったりしている私ですが、大人の女性になりきれていない私ですが、それでも生まれて来て幸せだなと思います。





心が疲れているのかもしれないあなたへ

2015-09-07 | 日記

あなたは愛されて、愛されてこの世に生まれてきた存在です。

あなたの父と母が愛を交わしたことにより、そしてお母さんがあなたをかけがえのないものとしてお腹の中に10ヶ月かそこら大切に運んでくれてきたから生まれてきたのです。

生まれてきたとき、あなたは急に一人になって寂しくて力一杯泣いていたかもしれないけれども、周りの人はきっと嬉しくて幸福で微笑んだり笑ったりしていたのですよ。

覚えていないかもしれないけれども、そっと目をつむって呼吸の音に耳をすませて、そして少し蒸し暑いところに自分を置いてみたりするとそのときのことを思い出すかもしれません。

私が30年以上すぎて、急に思い出したりしたこともあるので、あなたはそれより早く思い出すのかもしれません。

愛されている感じ、思い出しましたか?それはすごく居心地がよくて、自分の中に愛がすでにあったことを思い出させてくれます。

足りない、足りないと思っていた愛に満たされていたことを思い出すのは、とても気持ちがいいのです。

そして満たされていることを思い出したら、少しずつ他の人にも愛を与えてみてください。だって、あげてもあげてもあなたの中からは愛が湧いて出てくるのですから。

そしてあなたは愛されるに値する人間です。私が保証します。だって生まれてきたというだけですでにものすごく愛されてきていたということなのですから。あなたは大切なものはすでにもう持ってこの世に生まれてきたのです。

もし、今あなたを攻撃する人がいたら、その人はその人にとっての問題を抱えている人。あなたが悪いわけでもなんでもないのです。私は大人に少しずつなっていくうえでやっとのことでそれがわかってきました。それでも透明に受け止めることができずに、個人的に受け止めてしまうこともありますが。

もう何もかも投げ出して、生きることをあきらめてしまいたい、なんてぼーっと考えて落ち込むこともあります。
ポケットに落っこちてしまう感じとも言えるかもしれませんね。周りの人が自分にないものをあまりにたくさん持っていて、うんざりしてしまう気持ちにもなります。それでも、そんなことを感じたことがもったいないくらい、生まれてきた幸せ、他の誰の人生とも引き換えにしたくないくらいの幸せを感じる日もあります。意外とそんな日は昨日と今日ぐらいの背中あわせになっていたりします。

だからどうぞ、なんとか生き続けてみてください。ある日ふいに、自分がどれだけ愛されて生まれてきた存在だったかを思い出す瞬間があるからです。そして一度その感覚を味わったら、生きていくことがものすごく心強く感じるし、何度も思い出してにやけたり、ポケットから取り出して少しずつ味わえますから。